国体は球場改修にとって良いきっかけになる (今治市営球場)
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Mr.black
2016年05月20日 12:05 visibility2289
今回四国アイランドの試合を観戦したのは今治市営球場。
今治駅の北、大新田公園内にあります。
建設されたのは1952~53年頃。(資料によって若干の誤差あり。)
なので老朽化とグランドの狭小化が顕著になっていたようです。ところが2017年に愛媛国体が開催されることになり、その軟式野球会場に決まった為、大改修工事が行われました。国体開催はその県のスポーツ施設改修に格好の機会になることがしばしばありますね。
グランドは内野クレー、外野天然芝。
両翼91.4mから100mに、センター115.8mから122mに拡張されています。
メインスタンドにはご覧のように大きな屋根があります。
雨天時や炎天下ではとても助かりますが、反面屋根の支柱が視界を悪くする要因にもなってしまいます。更に屋根のある場所は全てネットがあるのでこれも視界不良を招きます。まあ、贅沢は言えませんが。
このメインスタンドの座席は全て背もたれ付きの個別席。
1・3塁側は背もたれの無い個別席。この周辺は格子フェンスが高く、やはり視界に問題あり。これが少々残念です。
↑ 応援団用の足場になるのでしょうか?
外野は芝生席。全体の収容は約7,600人。グランドを拡張した為か以前の収容数よりも減っています。(以前は公称で15,000人程度だったと思います。)
グランドを拡張した名残りなのか黒丸の部分のフェンスは歪な形になっています。
内野側フェンスの緩いカーブをそのままで延長したら以前のグランド形状になるのかもしれません。
今回の改修の最大の目玉は照明の新設。周辺の擁壁が新しいのでよく分かりますね。
照明は6基あります。
奥に見える白い建物は屋内ブルペンのようです。これも新設だそうで。
スコアボードはパネル式から磁気反転式に変わりました。
割合見やすかったのですが、ネットやフェンスが視界を遮ることを考慮すれば白文字の方がもっと見やすかったかも?と思います。
四国アイランドの公式戦だったので飲食の売店が出ていました。ここでオムソバとビールを購入。(どちらも500円と比較的リーズナブル。)
大改修工事だったのでここでアイランドの試合が開催されたのは3年ぶりと紹介されていました。でも今後は再び試合開催が年に何度も行われることでしょう。
アクセスはJR今治駅から瀬戸内バスに乗車。「球場前」停留所で下車すると球場は文字通り目の前にあります。運賃は訪問時で160円。乗車時間は5分程度です。便は地方にしては割合ありました。万一タイミングが悪かった場合でも徒歩で20分ほどで行けるようです。
写真は始球式の様子。
野球どころ今治にとって重要な野球場になっていることでしょう。地域活性化の為に四国アイランドリーグが負っている役目は大きいと思います。
海を渡らないと行けない四国。
今回強風の為に帰路が大変だったのでそのことが改めて実感出来ました。でもいつか再び海を渡って行きたいものです。
これはちょっとした珍アクシデント。
散水機の閉め方が甘かったのかマウンドの後ろに水がしみ出してきてプレーが一時中断したシーンです。
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