正に虎の子
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Mr.black
2013年07月10日 11:36 visibility392
福岡大会観戦の2試合目は「筑陽学園ー西南学院戦」。私学同士の対戦でした。
この日は3試合ともシード校が登場。この試合では筑陽がシード校。
第一試合を観戦中の筑陽の選手達。背中には「百花繚乱」「咲き誇れ 誇り高き 筑陽球児」と書いてありました。最近こういう風に背中にキャッチフレーズや目標(「甲子園」とか「全国制覇」とか)書いてあるオリジナルシャツを着用する学校が多いですね。
試合前に円陣を組む筑陽。隣同士手を繋いで瞑想。
これ、マンガ「おおきく振りかぶって」で西浦高校ナインもやっていますが、実際に球場で見たのは初めてです。「本当にやるんだな~」と驚きました。
筑陽は白ユニに青基調のデザイン。胸マークは漢字で「筑陽」。帽子のマークは「CG」の組み合わせでした。
この学校は野球も強いのですが、調べたらサッカーがもの凄く強いようです。(サッカー事情には疎いもので。失礼。)
こちらは対戦相手、西南学院。
あいにくこの学校に関しては情報を持っておりません。(汗)
試合前の挨拶に整列する西南。全員坊主頭で気合を感じました。
アイボリーユニにダークグリーン基調。胸には二段で「SEINAN GAKUIN」とマークが入っています。帽子は「S」。
筑陽の投手は長身の速球派。角度のあるストレートが伸びていて西南打線を封じ込めます。
西南は背番号10の左腕投手が先発。こちらもキレがいい球を投げていて筑陽打線を抑えていきます。
試合は0-0のまま終盤へ。どちらが勝ってもおかしくない投手戦でした。
しかし7回裏、ツーアウトランナー3塁でショート前にやや緩いめのゴロが。これをショートが待って捕ったのが勝負の分れ目になりました。1塁が間一髪セーフ。
筑陽に待望の1点が入りました。この虎の子の1点を守り切り1-0で筑陽の勝ち。西南にとっては痛恨の敗戦となりました。
思い切って突っ込んで捕るか、大事をとって待って捕るか、非常に判断の難しい打球でした。ショートの選手を責めるのはあまりにも気の毒。一瞬の判断でしたからね。
試合後、通路で片付け中の西南の選手・マネージャーたち。泣いている選手も見かけました。
しかし攻守に素晴らしいチームでした。ここぞというところで好プレーが出ていましたし、選手のキビキビした動きが「よく鍛えられているな」、と感じさせましたので。勝負は紙一重なのですね。
第一試合の久留米と同様、1回戦で消えるのがもったいないチームでした。
その後、場外で集結した西南学院。毎年夏の大会では敗れた学校のこういうシーンを見ます。引退する3年生へのねぎらい、残る下級生への訓示など。時にはこの場で新キャプテンが選ばれることもあります。
初戦で敗れたチームにとってはあまりにも短い夏。本当に夏は一瞬だと感じます。でもそれをバネにして生きて行ってほしいものです。
私はいい歳になりましたが、君たちの人生はまだずっと先があるのですからね。
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- 事務局に通報しました。
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