夏のハシゴ旅
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Mr.black
2016年07月13日 10:33 visibility558
夏の高校野球地方大会がいよいよ本格的になってきました。そこで今夏初の高校野球観戦の旅へ。弾丸ハシゴ観戦お一人様ツアーです。
今回訪れたのは東京の明大球場でした。(東・東京大会の1回戦)
第一試合は「青山学院ー都立第三商業戦」。
1塁側: 青山学院。
白地に青基調。夏の炎天下で爽やかなデザインのユニが映えました。
胸には筆記体で「Aoyama」。
3塁側: 都立第三商業。
白地に濃紺基調。
胸には「DAISAN」、その下に小さく「SHOGYO」。
胸のマークを見てふと野球マンガ「名門! 第三野球部」を思い出しました。(そちらの胸マークは漢字で「第三」でしたが。)
昨今、商業高校はやはり生徒が少なくなっているのでしょうね。ここは選手が11人しか居ませんでした。(名鑑では14人登録でしたが。)
↑ 青学先発・中山投手。
後で知ったのですが、この投手はタレントの中山秀征氏の息子さんだそうです。そしてスタンドに父親が居たとのこと。試合に集中していたので全く気が付きませんでした。
↑ 第三商先発・高橋投手。
試合は初回から動き、波乱を予想させる展開。
1回表、第三商が2点先制するとその裏すぐに青学が1点返しました。
と、スコアだけで言えば2-1の出だしですが、実際には両校ともにもっと点が入りそうな状況。その後もチャンスとピンチがお互いに何度もあり、一つ間違えば大量失点もあり得る試合展開でした。
試合が大きく動いたのは6回裏。2-2のタイスコアから青学に集中打などが出て一気に4点入ります。これでほぼ試合が決まりました。大きなスローカーブとストレートとの緩急を使い分けてずっと粘っていた第三商の高橋投手ですが、ついに捉えられました。
これは6回裏の判定についての協議シーン。
ランナー2・3塁で投手がワイルドピッチ。3塁ランナーに続いて2塁ランナーも一気にホームを狙いましたが、タッチアウト。
ところがその前に2塁ランナーがサードの選手と接触していたということで「サードの走塁妨害で2塁ランナーもセーフ(ホームイン)」となったのです。
この判定を巡り試合が一時中断。
それ以外にも途中で野手の負傷治療があったりして試合そのものの展開が遅かったことも影響し、時間切れで最後まで観戦出来ませんでした。
7回表終了時点でやむなく球場を後に。その時点で6-2で青学リード。結局8-2で青学の勝利だったようです。
ここ十数年ほどは甲子園に行った回数よりも地方大会に行った回数の方が多いです。地方球場をあちこち回りたいということが一番大きな理由ですが、それだけではありません。
「甲子園に出てくる学校は強化した私学が大多数で、特にここのところは毎年同じような学校ばかりが出ていて個人的にはあまり面白くない。そもそも甲子園だけが高校野球じゃない。もっと多くの無名の球児達の頑張る姿を見たい」、と言うのもかなりのウェイトを占めています。
でなければいくら「球場好きのバカ」と言えどもこの炎天下で普段の仕事の疲労を溜めこみながらキツイ弾丸遠征なんて出来ません。
挨拶をする球児達に向かって心の中で「お礼を言うのはこちらの方だよ」と思っています。
お互い見ず知らず同士が偶然に巡り合う一瞬の時間。これは大事なひと時なのです。
弾丸ハシゴ旅はまだ続きます。
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