特別バージョンユニ (高校野球編)
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Mr.black
2014年05月23日 09:55 visibility11119
高校野球で甲子園出場が決まった学校がそれを機にユニフォームのモデルチェンジをすることは時々あります。
直近で有名になったのは愛知の豊川高校。それまでは左胸に豊川稲荷の宝珠紋が入った独特なデザインでしたが、「ユニフォームのマークに校名・校章・地名以外のものを入れるのはNG」という規制がかかって「TOYOKAWA」と変更しました。
このユニフォームで躍進したのでもしかしたら「ゲンのいいデザイン」としてこれから「TOYOKAWA」ユニが踏襲されていくかもしれませんね。私は宝珠紋の方が特色があっていいと思うのですが、この先どうなっていくことやら。
ところで豊川のは特殊なケースで、通常は「甲子園出場記念」として学校側が自発的に変更することが多いです。(特に初出場時にその傾向があると思います。)
今回取り上げるのは滋賀の近江高校。
琵琶湖を連想させる鮮やかなブルーユニが有名ですね。これは同校のスクールカラーでもあります。
ユニはずっと同じデザインですが、胸のマークは時々変更されています。
通常知られているのは早稲田調の「OHMI」。
これ以外にゴシック体(飾りやふくらみのないストレートな字体)や、筆記体バージョンがあります。
しかしこれ以外に特別バージョンがありました。漢字マークです。
上は私が撮影した昔の写真。ちょっと画質が悪いですが。
胸マークが漢字で「近江高校」となっています。
これは近江が甲子園に春夏通じて初めて出場した第63回大会夏のデザイン。参考までにこの時の予選時はゴシック体の「OHMI」でした。
それをこのように変更したのは「初出場で学校名がまだ認知されていない。『OHMI』を読み間違えられたり、あるいは略称と勘違いされたら困る」という考えだったのかもしれません。
余談ですが、大阪の渋谷(しぶたに)高校が甲子園に出た時にはこんな話題が。
「胸のマークが現在は『SHIBUKO』だ。しかし学校名を「しぶや」と読み間違えられる可能性があるので『SHIBUTANI』にした方がいいのでは?」と提案があったというのです。
その一方で「『SHIBUTANI』だと文字数が多くて字が詰め込みで小さくなってしまう。それならば遠目だと何と書いてあるか読めない可能性がある。判読出来なければ変えても意味がない。従来通り「SHIBUKO」でいいじゃないか?」という意見も出て、結局変更しないことに決まりました。
近江の方は真相がわかりませんが、個人的には「学校名を認知させることを重視して漢字表記にした」と考えています。
そして断言は出来ませんが、漢字ユニはこの大会限りだったと思います。
これ以降は早稲田調の「OHMI」、あるいは筆記体の「Ohmi」しか見た記憶がありません。
ちなみにマークは早稲田調ですが、学校側が意図しているのは以前の東邦高校のマークだそうです。
最後に今回の話はあるメンバーさんの日記から思いつきました。
私にとっては古いアルバムを引っ張り出すいい機会で感謝しています。
管理が甘いので昔撮影した写真の多くを紛失してしまいましたが、今回少しだけ興味深い写真が出てきたので次回にでも紹介してみます。
sellユニフォーム
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