夏の遠征＆ハシゴ観戦は大げさでなく命がけ（三菱重工長崎ー東海理化）

北九州市民球場（小倉球場）を後にした私は昼食を取ってから大谷球場に向かいました。

 

 

昼食は小倉駅と同じ建物内にあるラーメン屋さん「麺屋吉蔵（よしぞう）」で。

久留米とんこつラーメンです。平日のランチタイムは替え玉ひとつ無料ということ。美味しかったのでつい頼んでしまいました。あああ、体重増加。（汗）

 

 

ＪＡＢＡ九州大会のブロックリーグ戦は2会場で行われます。こちらがサブ会場の大谷球場。かつて新日鉄が所有管理していた球場です。

しかしながら夏の炎天下でのハシゴ観戦は本当にキツイです。特に私の場合は前日までずっと仕事→終わってすぐ大阪から小倉まで移動→ホテル宿泊→小倉で観戦→大谷へ移動、という慌ただしさ。なのでこの道中はヒーヒー言いながら歩いていました。大げさでなく命がけです。今ならばまだ体力があるので出来ますが、あと何年かしたらこんなことは無理でしょう。

 

 

この大谷球場ではＢブロックのリーグ戦が行われていました。

第二試合は「三菱重工長崎ー東海理化戦」。

 

 

1塁側：　三菱重工長崎（以下、「長崎」と表記）。

白ユニに濃紺縦じま。左胸に会社のマーク、その下に「ＭＩＴＳＵＢＩＳＨＩ」。

更にその下に何か文字がありましたが、小さすぎて全然読み取れませんでした。

 

 

3塁側：　東海理化（以下、「東海」）。

青ユニで左胸に会社のマーク。右胸に「ＴＯＫＡＩ　ＲＩＫＡ」。

 

 

到着時点では1－0で東海がリード。北九州と同じく意外な出だしでした。

 

 

しかし試合はこの後、乱打戦になっていきます。5回表に長崎が連打で3点取って逆転。

すると今度はその裏、東海が集中打で一気に5点取って6－3と再逆転します。

 

ここで少し話が逸れますが、今大会の両球場のスタンドには写真の「がんばろう！！九州！！」の横断幕が複数箇所で掲示されていました。4月に起こった熊本の震災からの復興を意味しているわけですね。

 

 

実はこの大会、当初は5月上旬に行われる予定でした。

それが熊本の震災で時期がずらされたのです。チケットには当初の日程「5月7日から5日間」と印刷されており、その上に「8月5日」と訂正印が押してあります。

前回「北九州市民球場で観戦150箇所目になったのは不思議な縁」と書きましたが、それにはこの日程変更も含まれています。

 

被災地の早期復興をお祈りしています。

 

 

話を試合に戻すと、試合中盤に個人的には嬉しいシーンがありました。長崎の二番手として岸投手が登板したのです。

この投手はかつて関西独立の大阪ビリケンと四国アイランドの愛媛に在籍しており、「ＮＰＢに行って欲しい」と応援していた投手でした。後に巨人に入団した時には非常に嬉しかった思い出があります。結果的に巨人を去ることになりましたが、その後はこの長崎に在籍しています。

なので「もしかしたら岸の投げる姿が久しぶりに見られるかも」、と期待していたら本当に登板しました。

 

 

あいにく打たれて降板しましたが、努力家で誠実な彼には可能な限り野球を続けて欲しいと思っています。

 

 

この日は2会場でそれぞれ三試合ずつ組まれていました。

せめてこの第二試合だけでも最後まで見たかったのですが、翌日は体力的にハードな仕事が入っていたので無理は出来ず、5回終了時点でやむなく球場を去りました。

夏の遠征＆観戦は本当に厳しいものがあります。

 

 

この試合は最後まで荒れたようです。

結果を調べると長崎が7回2点、8回6点、9回2点と大量得点を重ね、13－6で逆転勝ちしました。

ブロックの1位には明治安田生命が輝き、長崎は2位、東海は4位（最下位）でした。

都市対抗が終わり、社会人野球はこれから秋の日本選手権を目指して過酷な生き残りレースが待っています。ダイヤモンド旗を掴むのはどこのチームになるでしょうか？

 

 

しかしながら世間一般が大きな注目を傾ける高校野球の全国大会が開催されている時期に近くの甲子園に行かずにわざわざ遠出して福岡で社会人野球の地方大会を観戦するという変わり者。（苦笑）

でも私にとっては価値があることなのです。

 

最後に。入場料は一般大人で700円でした。ＪＡＢＡの会員だと割引などがあるようです。