CSは若手育成の邪魔になっていないか?
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Mr.black
2016年09月17日 11:35 visibility582
データではなくあくまでも個人の印象や感じ方なので正論と言うつもりはありません。
(私見程度に思っていただければ。)
現在NPBで採用されているCS。
これによってシーズン終盤まで真剣勝負が続き、消化試合が減り、CS含めて観客が多くやって来て興行的にもメリットがあるというのは一応は納得しています。
しかしふと「CSが若手育成の障害になっていないか?」という疑問が湧いてきます。
そう思うのは昔のNPBはリーグ優勝が決まったら残りの試合は若手を積極的に起用していた記憶があるからです。
特に選手の世代交代の時期が近づいてきている球団ほどその傾向が強かった印象です。
そこで活躍出来た若手が次年度以降レギュラーに定着し、チームの中心になったケースは多かったです。
また、2リーグ制時代のパ・リーグでは前期優勝が決まった後の残り試合でも若手を起用するケースがありました。
ここで活躍した結果、後期にはレギュラーに昇格した選手もいます。
ところが現在はCSという制度があり、3位以内に滑り込めばあわよくば日本シリーズに出られるチャンスがあります。
その為、優勝出来なくても3位当落線上のチームはシーズン終了間際までレギュラーや経験豊富なベテランの控えを起用し続け、若手を起用する試合数は昔ほどではないように感じています。
そして若手が伸びて来ていないと感じたチームはオフにはFA補強にすぐ走っています。
個人的には「若手にほんのチョロチョロとだけチャンスを与え、そこで即結果が出なければ『若手が育っていないからFA補強』という短絡的な思考回路のチームが複数ある」と思っています。
実際には十分なチャンスを与えていないのに「チャンスは与えた。ダメなのはその若手に力が無いから」と切り捨てて安易にFAや外人補強でインスタントに優勝を狙っている首脳陣やフロントが多いとも思っています。
あくまでも個人の考えですが、CSは廃止した方がいいと思っています。
上記のように「若手の起用機会を奪いかねないシステム」と思えますし、そもそもリーグ優勝チームがCSで負けたら日本シリーズに出られないという制度は「リーグ優勝の価値を貶める」ものです。
私は自分の応援する球団の優勝よりもドラフト指名した生え抜きの若手が育ってチームの主力になるシーンの方が見たいとずっと思っていた人間です。
また、選手の権利でもあるのでFA制度自体は否定しませんが、FA補強に過度に依存する球団には疑問ばかり湧いてきます。
「ドラフトで獲った選手に対する責務を放棄している」と感じているからです。
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