愛知県で女子プロ野球の試合が増えるが、これは愛知に球団を作る準備だろうか?

  • Mr.black
    2017年02月09日 14:41 visibility2465

今月25日(土)、愛知県一宮市で女子プロ野球のウィンターカップが実施されます。


詳しい内容はというと

2月25日(土)  雨天中止時は翌26日(日)

試合会場 一宮市営球場(平島公園野球場)

11:00 1回戦 兵庫ディオーネ VS 京都フローラ

13:00 決勝戦 上記勝者 VS 埼玉アストライア  決勝の開始時間は予定

入場料 一般1,500円 ただし愛知県民は1,000円(住所を証明できる物が必要)



↑ 会場の一宮市営球場(平島公園野球場) 後方に見えている建物は競輪場です



ところでこの試合の告知には愛知県出身の京都フローラ・三浦選手の写真が使われているので、あくまでも一過性のイベント試合と思っていました。しかし直近で今シーズンの女子プロの日程が出され、それを見ると驚いたことに愛知県内でのリーグ戦開催が例年よりも多くなっていました。



↑ 京都フローラ・三浦伊織選手 愛知県出身で女子プロ野球創設時のメンバーの一人です


<愛知で行われるリーグ戦>

 4月 一宮で2日間

 6月 一宮で2日間

 7月 場所は未定ながら愛知県内で2日間

 8月 豊田で2日間

 9月 場所は未定ながら愛知県内で2日間

10月 豊田で2日間

つまり5月を除いて毎月2日間リーグ戦が開催されます。これは過去に記憶が無い多さです。



↑ こちらは豊田球場


あくまでも推測ですが「これはもしかして来年以降で愛知県に新球団を作る、あるいは既存球団のどれかを移転させる準備なのだろうか?」と思っています。

実際、かつてNPBでは近鉄バッファローズが愛知へ移転を検討していた時にナゴヤ球場で年に何度かホームゲームを開催していたことがありました。(結局この移転計画は頓挫しましたが。)


そこで気になるのは兵庫ディオーネ。愛知県で行う6回(12日間)のリーグ戦の内、5回(10日間)がディオーネのホームゲームになっているからです。

ディオーネは現在淡路島をホームタウンとしており、過去は淡路佐野・洲本・神戸・尼崎・姫路などでホームゲームを行ってきましたが、いきなり愛知での試合が増えているのです。


女子プロ野球の球団が過去本拠地を置いた都府県は東から宮城・埼玉・京都・兵庫・大阪です。アストライアは埼玉がホームタウンですが、一応東京・神奈川・千葉もカバーする感じになっています。

なので本州太平洋側の大都市圏では愛知と広島が空白地になっていました。その空白地の一つ愛知県に注力していく方針なのでしょう。


現在、女子の硬式野球部が東海圏に少しずつですが創部されてきています。

その流れに弾みを付けたいという意図があるかもしれません。


個人的な悩みとしては「新球団を愛知に作るのならばいいが、兵庫ディオーネがもし愛知に移転したら困るな・・・」ということ。

女子プロ野球が創設された時は京都(当時はアストドリームス)と兵庫(同スイングスマイリーズ)の2球団だけでした。その時「気持ちとしては両方とも応援するのだが、FCはどちらかに絞ろう」と考えて兵庫SSにしました。

その後兵庫SSは名称がディオーネになるなど多少変遷しつつも「関西の球団」であり続けました。なので「もしも移転したら寂しいな」と思うのです。

東海圏で女子野球が隆盛になる為に頑張ってくれるのはいいことだと思いますが・・・。

さて、どうなりますやら。




余談ですが、ディオーネのユニは中日に似ているんですよね。(汗)

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