踏襲されていた「ＫＷＡＮＳＡＩ」

先日観戦した高校軟式野球大阪大会。メイン会場は寝屋川第一球場。同球場で準決勝・決勝戦が行われます。

しかし途中までは複数の球場が使われます。寝屋川以外に住之江球場と久宝寺球場の合計3箇所。今回私が観戦したのはそのうちの久宝寺（きゅうほうじ）球場でした。

 

 

 

古参メンバーさんならばご存じですが、ラボーラが「野球ＳＮＳ」だった時代に当時の関西主要メンバーで年末野球大会が開催された記念すべき場所なのです。ここに来るとその時の光景が頭に浮かんできます。

 

それはともかくとして本題を。

この日は3試合行われましたが、朝から用事があった私は第二試合のみの観戦になりました。

到着時点で既に第一試合は終わっており、試合した両校が球場周辺にいました。

 

 

そのうちの1校、関大一高。笑顔もあったものの選手全体の様子から試合に敗れたことがうかがいしれました。（0－1の僅差で大阪商大高校に敗退）

 

 

写真のアップ。これが関大一高のユニフォーム。

白無地ユニに濃紺基調の非常にシンプルなデザイン。

左胸に飾り文字の「Ｋ」。見えづらいですがその下に小さく「ＫＷＡＮＳＡＩ」とマークが入っています。

 

以前に紹介したとおり関西大学が長年踏襲されてきた旧表記「ＫＷＡＮＳＡＩ」を近年廃止し、非常に残念に思っていました。（現在は「ＫＡＮＳＡＩ」で「Ｗ」がありません。）

それを知った時、「高校の方はどうなったのだろう？」と思っていましたが、少なくとも軟式野球部は旧表記が踏襲されていることがこの日に判明しました。

敗れて悔しがっている選手たちには申し訳なかったのですが、「伝統の踏襲」を確認できて個人的には嬉しく思い、しばらく眺めていました。

おそらく硬式野球部も旧表記のままだと思われます。いつか確認したいものです。

「悪しき伝統や慣習は廃止すべきだが、守っていった方がいい伝統は残すべき」と考えています。旧表記は「それだけ古くからある伝統校という証し」でもあるので大学はともかく高校はこのままずっと踏襲していってほしいと思います。

この日敗れた関大一高は既に新チームで練習を始めていることでしょう。来年勝ち上がれることを祈っています。

 

 

一方、こちらは第三試合に向けてアップ中の阪南大高校。（旧：大鉄高校）

濃いグリーン基調ユニ。

 

 

胸のマークは筆記体で「Ｈａｎｎａｎ」。

この字体、かつての南海ホークスそっくりですね。ホークスのロゴはダイエーやソフトバンクよりも南海の物が一番いいデザインだと思っています。おそらく同校もそう考えてこのデザインにしているのでしょう。（ただし学校のＨＰを見ると以前は漢字ユニだったようです。色もグリーンではなく濃紺基調でした。）

なお、筆記体の右下にも何かロゴが入っていましたが、小さすぎて判読できませんでした。

硬式のユニは二段マークで「Ｈａｎｎａｎ　Ｄａｉｋｏ」なので軟式も下のロゴは「Ｄａｉｋｏ」なのかもしれません。

 

 

第三試合開始まで待機中の阪南大高（写真左側）と都島工業（同右側）。

結果は阪南の勝ちでした。

 

大阪大会は現在ベスト4が出揃ったところ。

顔ぶれは河南（かなん）、阪南大高、ＰＬ学園、大商学園です。

ここのところ大阪を制していた初芝富田林は準々決勝でＰＬに敗れました。

はたして全国に進むのはどこの学校になるでしょうか？

個人的には唯一の公立、河南高校に頑張って欲しいと思っていますが、さて。

（河南は昨夏準優勝）