大会順延とタイブレーク

少し休んでいましたが、ポツポツと復活したいと思います。

本日から開幕予定だった夏の甲子園大会。しかし台風の影響で２日順延となりました。

これは運営上非常に大きな足かせとなります。

近年、連戦緩和の為に準々決勝翌日は休養日を設けるようになりました。ただし大会が合計３日以上順延になった場合はこの休養日は無くなってしまいます。

これを今大会に当てはめると、残りの余裕は僅か１日。つまり途中でもしあと一回順延が発生したら休養日が無くなってしまうわけです。

そうなった場合は最低でも３連戦、そして３回戦の２日目に試合する学校がもし決勝まで勝ち上がればマックス４連戦となります。

個人的な懸念は２つ。

ひとつは上記の「４連戦」、もうひとつは「雨天時の試合強行」、です。

いきなり日程に余裕が無くなったので今後「少々の雨ならば試合を強行する」可能性はかなり高いと見ています。

そしてこの２点は今大会の前から出されている「ある議題」に大きく関わってくるとも考えています。

それは「タイブレークの導入」。

３～４連戦になった学校のエースが疲労で肩や肘を壊した場合、あるいは雨天強行の試合が元で選手が大きな故障・怪我を発生させた場合、または大会終盤の試合で乱打戦や極端なワンサイドが増えた場合、タイブレーク導入賛成に大きく動く可能性が出てくると思われます。

このタイミングでいきなり２日も大会順延が起こったのは「タイブレーク導入」へ風が吹いてきたのかもしれません。

この選手権はどこが優勝するかとか、どんなヒーローが現れるかとか、どんな熱戦が行われるか以外に「大会終了後にタイブレーク導入の可否が論じられ、その考察資料として取り上げられる歴史上大きな転換期の大会になる」可能性が出てきたと思っています。

ところでフェアを期すためタイブレーク導入に関して私ｂｌａｃｋはどちら派なのか？を先に述べたいと思います。

批判・反論は多数あると思われますが私はずばり「タイブレーク賛成派」です。

１００％肯定というわけではありませんが、「タイブレーク導入やむなし」という考えなのです。

これについては長くなるので後日論じたいと思っています。