長崎・清峰高校

先日独立リーグを観戦した佐世保球場は佐世保〜伊万里間を走る松浦鉄道というローカル線の「大学駅」の最寄にあります。（松浦鉄道は以前は国鉄・伊佐線だったそうです。）

この「大学駅」で降りずに伊万里方面に足を伸ばすとそこには「清峰高校前駅」があります。
今や高校野球ファンでその名前を知らない人はいないのではないでしょうか？昨年、好投手今村を擁してセンバツ優勝をはたした清峰高校がその駅のすぐ前に建っているのです。

せっかくだったので立ち寄ってみました。

松浦鉄道の各駅はどれもいかにも田舎のローカル線駅という感じなのですが、この駅だけは少々趣が違いました。
こんなふうに駅舎の壁いっぱいに絵が飾られていたのです。勿論これは清峰高校の美術部生徒の作品です。
いろいろな国の風景や動物が描いてありました。降りた途端に気持ちが浮き立ちました。ローカル線ならではですね。こういうのは。

清峰高校の正門前。右の校舎の壁には校名が書かれていました。
左の校舎の方が新しい感じでした。

野球部のグランド。一定の規模はありますが、それほど広いというわけではありません。また、外から見た感じでは設備が特に充実しているというようには思えませんでした。
横にはプレハブの室内練習場みたいなものはありましたが。

周辺はこんな感じ。山々が連なり、川がゆったりと流れていて車もそれほど走っていませんでした。
のどかな田舎の風景でした。
駅は勿論無人駅。単線で線路には草が生い茂っていました。（微笑）

でもこの地から全国制覇校が誕生したわけですね。

「山間の子供らに甲子園という大海を見せてやりたかったんじゃ」、という故・蔦文也池田高校監督の言葉が頭に浮かびました。

今回、試合開催場所と同じ路線にこの学校があったことを感謝して帰りました。