球場レポート番外　チーム・バチスタの栄光　ひばり球場

時系列では逆戻りになります。

今回女子プロ野球を観戦した相模原球場のレフト後方にはもうひとつ小さな野球場があります。

両翼７０ｍ、センター８０ｍ、内野クレー、外野天然芝の小ぶりなグランド。

実は少年野球用の球場なのですね。それ以外にソフトボールでも利用されているようです。

少年野球場としては非常に立派な設備です。バックネット裏・１塁側・３塁側に長イスの観覧席が作ってあり、バックネット裏には屋根まで設置されています。

外野にも芝生席が。合わせて１，０００人収容という素晴らしさ。

更に照明が４基あります。

スコアボードは得点表示のみですが、電光表示になっています。カウントはまだ旧式のSBOですが、いずれ変更されるでしょう。

ボードの一番上には大きく「ひばり球場」と書かれています。

この球場、とある映画で有名になりました。

「チーム・バチスタの栄光」という医療ミステリーの映画で主人公の竹内結子・阿部寛（以下、敬称略）がソフトボールで対決するシーンがありますが、そのロケが行われたのがこの球場なのです。

マウンドに立つ竹内結子の背後にスコアボードが映っており、そのアップシーンで「ひばり球場」の文字が確認出来ます。

私自身この球場の存在は映画を見て初めて知りました。今回はせっかくの機会だったので女子プロ野球の試合前に立ち寄ったわけです。

バックネット裏には見物している方が十数名いらっしゃいました。その半分ほどは高齢者。

ただの通りすがりだったのか、選手の親族・チーム関係者だったのかはわかりません。

でもその姿を見て「自分も高齢になって隠居さんになったらこういう風に野球見物したい」と思いました。

映画で阿部寛が唐突に現れたのはたしか１塁側ベンチからだったような・・・・。自信無しですが。（汗）

最後にこの球場が何故「ひばり」という名称なのかは不明です。

県あるいは市の鳥がひばりなのか？

それとも単に「ここから選手が大きく羽ばたいて欲しい」という願いを込めてのネーミングなのか？

 いずれにせよここでプレーした少年がいつの日かプロ野球選手に育ち、活躍する日が来るのを願っています。

そして男子だけでなく女子のプレーヤーが将来女子プロ野球界に飛び込んでくることも願っています。

写真補足説明

左：　アストライア　大田秀奈美投手　今シーズン１２連勝

右：　フローラ　　　小西美加投手　　　女子プロ野球界のエース

左上：　アストライア　川端友紀内野手　リーグ屈指の好打者

左下：　フローラ　　　三浦伊織外野手　川端と双璧の好打者

右　：　アストライア　川保麻弥捕手　　　リーグ最高の捕手　惜しまれながら引退

ひばり球場の隣で行われた女子プロ野球。今後のさらなる発展も願って今回の遠征記を終了いたします。

長いレポートを読んでいただきありがとうございました。