敗者復活戦から優勝した学校 (愛知・旭丘高校)
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Mr.black
2010年02月20日 18:35 visibility1168
マイヤキューであり、高校野球の熱いファンでもある歴戦の雄さん。
その最新の日記から少しヒントをいただいてこれを書きました。
愛知県の旭丘高校。県内屈指の進学校であり、東大進学者も多い学校です。
この学校、実は野球部が全国制覇した経歴があります。
といいましても時代は「全国中等学校優勝野球大会」にまで遡りますが。
この中等野球時代の第3回大会で優勝しました。当時の学校名は「愛知一中」でした。
この第3回大会はいろいろと面白いエピソードがあります。
それまでの大阪・豊中グランドから会場が「鳴尾球場」に移転した最初の大会だったのです。
鳴尾球場は競馬場の真ん中のデッドスペースに2面作られた珍しい野球場だったそうです。現在は球場も競馬場も跡形もありません。(勿論、現存する阪神鳴尾浜球場や鳴尾浜臨海公園球場は全く関係の無い別物です。)
そして現在では当たり前になっている開会式での入場行進が始まったのがこの大会からと言われています。
しかしながら極めつけのエピソードとしてはこの大会優勝校の愛知一中が何と「敗者復活で優勝した唯一の学校」であるということですね。
この当時、1回戦で敗れた学校は敗者復活戦が出来たのです。これが採用された理由ははっきり分りませんが、「折角地方から遠路遥々やって来た学校がたった一試合で敗れて帰るのは気の毒。もっと試合させてやりたい」、という気持ちから始まったのではないかと考えています。当時の交通事情は現在のような恵まれたものではありませんでしたからね。(私が勝手にそう思っているだけで違うかもしれません。悪しからずご了承ください。苦笑)
しかし主催者側もまさかこの敗者復活戦で生き返った学校がそのまま優勝するなんて考えていなかったのではないでしょうか?
そしてこの後に「一度負けた学校が優勝するのはおかしい」、という意見などもあってこの敗者復活戦は廃止されました。
なのでこの愛知一中が中等野球〜高校野球を通じて唯一の「敗者復活優勝校」になったわけですね。
この愛知一中が現在の旭丘高校になっているわけです。
以前に読んだ高校野球の歴史書の記述によると、この旭丘高校の野球帽は濃紺の二本ラインが入った独特なデザインらしいです。(ちなみに大阪の市岡高校は三本ラインです。)
ユニフォームのマークも校章だけが入ったシンプルなデザインのようです。写真は無かったのでどんなデザインなのかはあいにく知りません。
野球部が現在どの程度のレベルなのか分りませんが、21世紀枠でいつか甲子園にやって来ないかな?なんて思ったりしています。
さらには「いっそのこと、もし休みと日程が合えばいつか旭丘の愛知大会の試合を観戦してやろうか?」などととんでもない企みも心の中に巣食っています。(あくまでも誇大妄想狂のたわ言です。汗)
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