石川レポート（2）　加賀球場

今回ＢＣリーグを観戦した石川県の加賀球場。正式名称は「加賀市中央公園野球場」です。
片山津温泉や山中温泉で有名なＪＲ加賀温泉駅の北西、車で10分程度（徒歩では40分程度）の加賀市中央公園内にある野球場です。

この球場は建設年度はわかりませんが、まだそれほど古くはなさそうでした。行く時のタクシーの運転手さんは自分が目的地を告げると「中央公園に野球場なんてあったかな？」という返事でした。帰りは別な運転手さんだったので「この野球場は出来て年数が浅いのですか？」と尋ねたところ「まだそんなに経ってないんじゃなかったかな？」ということでした。（自分の見た感じでは築5〜10年程度でした。）

現在のところこの野球場がＢＣリーグ公式戦で使用されるのは年2試合程度。県内でもローカルな立地なのかもしれません。しかし両翼98ｍ、センター122ｍ、収容6，500人以上と野球場の規模としてはかなりのものです。

座席は内野は全て長イス、外野は芝生席です。バックネット裏には比較的大きな屋根があり、一部ですが日除け雨除けが出来ます。グランドは内野がクレー、外野天然芝のオーソドックスなスタイル。スコアボードはメンバー表記が手動？（この日は表示されなかったので不明）、得点表示は磁気反転式でした。このスコアボードは明るめのブルー。フェンスも同じくブルーで明るくいい感じでした。このスコアボードの色やデザイン、そしてスタンドの作りなどは福井の三国球場に似ていました。（と言っても行ったことの無い人には分らないですね。汗）

内野最前列の格子状のフェンスは低いので全般的には試合は見やすいのですが、欠点としてはバックネットのコンクリート支柱がスタンド内の前の方に建っていてこれが視界を妨げる座席があるということです。（何でこんなところにあるの？というような場所に設置されています。）
時々こんな風にネットの支柱が変な場所にあって視界を悪くしている野球場があります。建設設計する人にはこの点を考慮して欲しいものです。

しかし前記のように野球場の歴史としては比較的浅いようなので場内はきれいで快適でした。
照明灯がなくナイターは開催できないのですが、もう少しＢＣリーグでも試合をやって欲しいと思いました。

スコアボードとフェンスは明るいブルーでいい感じでした。
また外野の場外には緑がいっぱいで癒される風景です。
（外野スタンド後方はコンクリートの壁などではなく、木々の植え込みを壁の代わりにしていました。これも好印象でした。）

バックネット裏にはわりと大きな屋根があり。
そして写真でも分るようにバックネットの支柱はスタンド内のこんな変な場所に設置されています。これがマイナスポイントです。

この日の売店。場外のみの設営でした。
売っていたのは焼きそば、フランクフルト、フライドチキン、ビールなど。
この横には球団グッズ売り場もありました。テーブルだけの簡素な売店でした。