広島の旅（2）　少し早いけどサヨウナラ

（1）にも書きましたように昨日、広島市民球場で「広島ーロッテ」戦を観戦しました。今後のカープの日程と自分の休日を合わせてみると、おそらくはこれが最後の市民球場観戦になると思われ、ですのでお別れをしてきました。

訪れたのはほんの僅かな回数なのですが、どことなく雰囲気が日生球場と似ているこの球場、名残惜しいものがありました。「余程のことが無い限りもうここへは来られません。自分は少ししか観戦できませんでしたが、半世紀もの間いろいろな試合を開催して、多くの方々に感動を与えていただきありがとうございました」と語りかけて帰ってきました。

この球場はどこがいいのでしょうか？

やはりいくら考えても身近なことなのではないでしょうか。広島の街中にあり、そんなに巨大なスタジアムではないので寄り付きがたさなどというものはなく、地元に住んでいたら「今日は予定が空いたから一つ行ってみるか」と気楽に観戦できるところだと思います。

グランドも狭いし、スタンドが低いので選手はすぐそばに見えます。そして目線がグランドレベルに近いので内野・外野とも前列を確保できれば臨場感がすごくある球場です。

親しみやすさ、これがここの一番の売りだと考えています。勿論古い球場ですので設備面その他で欠点を挙げればいくらでもあると思います。しかしそれをも上回る何かがある場所です。まだ一度も行かれたことがない方は是非とも体験していただきたいと思います。個人の勝手な思い入れなのですけれど。

プロ野球の現役本拠地ではこの風情があるのはここが最後でしょう。（ナゴヤ球場は二軍の球場になってしまいましたし・・・。）
ありがとう、そしてまだ早いのですけれどサヨウナラ市民球場。
今回はいつもよりセンチですね。すみません。