消えた球場（2）　日生と藤井寺

昨日の続きです。西宮の後、日生球場へ行きました。

ここは以前にも書きましたが、自分にとって思い入れがありすぎる場所だったので行くかどうか迷いました。でも今回おそらく10年ぶりに訪れました。

現在は2割くらいがコインパーキング、1割くらいが（桃谷に建つ予定の）新築マンションのモデルルーム、残り7割がマンション見物客の送迎バス用（および社員・関係者用）の駐車場になっていました。

かなり中途半端な跡地利用でこんなことならせめてアマチュア用の球場として残してくれたらいいのに、と強く思いました。

でもひとつだけ救いがありました。ここが野球場であったことがわかるほどには原型が残っていたことです。

正面の階段、三塁側の出入り口、三塁スタンドへの登り階段、が旧のまま残っていました。そしてコンクリートで塗り固めて土手にしてあるのですが、過去に行った人ならそこがかつて内野・外野スタンドだったことがすぐにわかるほどに形状が残っていました。グラウンド面が駐車スペースになっていましたが、これも球場の名残。

ここがこの先どう変化していくのか未知数ですが、この状態ならばひょっとして球場として復活？などと甘い夢をみれただけでも今回行ってよかったと思いました。（おそらくはここにもマンションかビルが建つのでしょうが・・・。）

その次には藤井寺球場へ行きました。

ここは現在更地になっていて、ゆくゆく四天王寺大学の付属小学校が建つ予定です。外周はほとんど白い鉄の壁で覆われていて、ごく一部しか見えませんでした。中の写真を撮ろうとしたら断られました。不審者と思われたかも。（苦笑）

なので外の鉄壁だけを撮影しました。↓

今回久しぶりに藤井寺球場跡地を一周したのですが、改めて住宅がすぐそばに隣接しているな、と思いました。これが原因で長いことここには照明塔が建設できずにデーゲームだけ行われていたのも懐かしい思い出です。

時間がまたまたなくなりましたので、最後の大阪球場は後日に書きます。（ここがどうなっているかはご存知の方も多いとは思いますが・・・。）