消えた球場(4) 総括

  • Mr.black
    2007年12月13日 18:53 visibility691

3日間にわたり関西の消滅した野球場跡地の見聞記を書いてきましたが、最後に総括として。
球場の老朽化が原因の取り壊しは、たとえ別な場所であっても近隣に新しい球場が建つという発展的なことが起こりますが(広島など)、球団の身売りや消滅がらみの閉鎖(阪急、近鉄、南海など)、または観客動員の悪さから来る閉鎖(東京スタジアムなど)は文字通り球場そのものの取り壊しだけが発生するという悲劇しか起こりません。これをどう回避するか?
球団や親会社自体の努力、選手の活躍、これらは勿論大切な要素ですがこれ以外にやはりファンが球場に足を運ぶという行為が一番大切だと考えます。
今回4箇所の跡地を回って感じたのは自分たちファンが球団を支えられなかった、つまり経済理念の前に敗北したのだということです。(異論もあると思います。しかし自分はそう感じます。)
こんな思いはもうしたくない。小さな一個人で大したことができるはずもありませんが、でも頑張ってみようと。とにかく球場に足を運ぼうと。
連続でお付き合いしていただいた方、どれか一つでも見ていただいた方、どうもありがとうございました。来年ひとつでも多くの球場を訪れようと思っています。お互い面識がなく、どこかですれ違っているかもしれない皆様へ。

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