外野の芝生席

以前に少し触れましたが、自分は外野の芝生席が好きです。

おそらくは子供の時に読んだ水島新司氏の「野球狂の詩」の影響があるのでしょう。

ここに登場する「東京メッツ」の本拠地「国分寺球場」の外野席が天然芝だったので、「ああ、芝生席っていいなあ」と思いました。

この国分寺球場、実は当時の神宮球場のデザインをそのまま描いていたらしいです。

それを知って今まで漫然と観ていたヤクルトの試合をじっくり眺めて、神宮の外野席が芝生であることを確認しました。

「大人になったらいつか神宮に行って外野席に座ってみたい」、と思っていました。

しかしそれが実現する前に改修工事があり、芝生席は椅子席になってしまいました。グランドも人工芝になってしまい、なんてもったいないことをと悔しがったものです。

神宮は今回の改修工事でも望んでいた芝生席や天然芝グランドへの復帰はないようです。

その点、西武ドームが人工芝とはいえ外野の芝生席を残してくれたのはありがたかったです。前回訪れた時、はじめは内野席にいたのですが、試合後半から外野へ移動しました。うれしかった。

アマチュアの球場では外野が芝生席のところがかなりの割合であります。外野席が芝生、またはベンチ横からポール際の内野席が芝生、など。ただ、開放していないことも多く、指をくわえて眺めていることもあります。
開放していた場合は極力座っています。奈良の橿原神宮、京都の西京極、大阪の豊中ローズ、など。

「大阪の万博球場は内野席全体が芝生席」、「兵庫の明石球場は外野が芝生でいつでも開放している」、と人から聞いているのでいずれは訪れてみたいものです。

（写真は自分が初めて行った時の明治神宮野球場。定時制高校の軟式野球大会の光景です。）