三国球場

正式名称は「三国運動公園野球場」。福井県の北西、坂井市三国町の公園内にあります。かなり広い公園です。昨今の市町村合併で市になっていますが、ここが建設された当時は坂井郡三国町。町立の公園と野球場なのですが、それにしてはかなりの規模です。

両翼92ｍ、センター122ｍ、収容人員は約11，000人。なかなかです。

内野はクレー、外野は天然芝、スタンドは内野が全て長イス、外野は芝生席です。

ここの良い点は球場周辺をぐるっと木が取り巻いていて、緑が豊かなこと。そしてスコアボードが珍しいブルーなので、緑と青の落ち着いた雰囲気であることです。さらにこのスコアボード、最近では少なくなった手動式です。ノスタルジックですね。

その他、この球場の西側数キロ先には有名な東尋坊があり、風向きによっては潮風が吹くので潮の香りと木々のにおいが心地いいです。ここにたどり着くのが少々大変なのですが、上記の長所が勝っていると思います。

以下に欠点を。

1．　交通アクセスの問題あり。ＪＲ福井駅の東隣から「えちぜん鉄道」利用。これが30分に一本くらいしか便が無い。（1両編成で単線のローカル鉄道です。）福井から終点「三国港」駅まで所要時間が約50分もかかる。さらに駅からは上り坂で10〜15分の歩き。歩きが苦手な人には少しきついかも。（ただ、この日は一駅手前の「三国」駅から球団が臨時バスを出していたので、これがあれば楽です。問題はこのバスがいつも出るのかが不確実であること。運転手さんに聞きそびれました。）

2．　内野のフェンスが低いので全般的には観戦しやすいのですが、バックネットを張るワイヤーを支えるコンクリートの支柱が、スタンドの前面にあるので死角が出来る場所がある。

3．　トイレが公園レベル。それと薄暗くて陰気。

このコンクリートの支柱が結構邪魔でした。

ブルーのスコアボード。手動式です。

周囲はかなり広い公園。

「三国」駅から球団が出してくれた臨時バス。いつも出してくれるのかは分かりません。これがあれば楽です。ただし、仮に出しても行く時だけで、帰りは歩きです。（帰りは下り坂なので大丈夫。）
ちなみにこれ、選手が移動時に実際に乗っている球団のバスです。