滋賀県は宝庫？

マイヤキューの「松山雄志さん」（以下、雄さん。セリフ部分のみ敬称略）との初観戦になったのはこの日の第三試合「堅田ー栗東戦」。

雄：　堅田って確か甲子園に一回出ていますよね。あれは春でしたよね？

Ｂ：　ごめん。一回だけ出ているのは知っているけど、春だったか夏だったかちゃんと覚えていない。（汗）

雄：　たしか春でしたよ。

帰宅後調べたら春でした。雄さんに比べて私の記憶の曖昧さと言ったら、もう。（苦笑）

１塁側：　堅田高校。県立校。

甲子園には１９８５年の第５７回センバツで出ています。

年度にもよりますが、県内では比較的コンスタントに勝っている印象。

アイボリーユニに濃紺基調。胸マークは筆記体で「Ｋａｔａｔａ」。

これでお分かりのように「かただ」と濁らず「かたた」です。

３塁側：　栗東高校。県立校。

他地域の方には難読ですね。「りっとう」と読みます。

白無地ユニに濃紺基調。胸には赤の筆記体で「Ｒｉｔｔｏ」。

この栗東とは不思議な縁で近畿大会で２回ほど観戦歴があります。

私の学生時代には栗東は強く、近畿大会に出たり県大会で上位に勝ち上がっていたりしていたので「近い将来甲子園に出てくるだろう」と思っていました。ところが予想に反してまだ一度も出てきていません。近年はかつての強さは影をひそめているような・・・・・。

余談ですが栗東は私が見た昔のユニと今回とではデザインが変わっていました。

帽子：　濃紺　（昔は白）

胸マーク：　赤文字　（昔は濃紺。字体は同じ）

ストッキング：　濃紺無地　（昔は白地に濃紺ライン３本入り）

↓　下は昔の栗東の写真。（＠：　日生球場での近畿大会）

驚いたのは栗東のこの選手。女性でした。

帰宅後調べたら県内ただ一人の女性選手だそうです。（内野手）

公式戦にはもちろん出られないでしょうが、練習試合では出ているかもしれませんね。野球マンガ「高校球児ザワさん」を思い出しました。（※）

この日の試合ではボール係りをしていました。頑張ってください。

（※）主人公が女性選手で名字が「都澤（みやこざわ」。なので呼び名が「ザワ」、あるいは「ザワさん」。

試合前の練習を見た時点では「堅田有利？」と二人とも思っていました。

ところが栗東のエースが長身のオーバースローでグイグイ投げるタイプ。

彼の角度あるボールに堅田打線が詰まり気味で１点取った後は沈黙が続きました。

先制された栗東ですが、この堅田のエースを徐々に捉えだしてヒットが続くようになりました。

更に足を絡めた攻撃で逆転、中押し、と攻めていきます。

試合は我々の予想外の展開に。８－１で栗東の７回コールド勝ちでした。

勝って応援スタンドに挨拶する栗東の選手達。

初戦は不戦勝でこれでベスト１６入り。大津と３回戦を戦います。

かつて甲子園まであと少しだった栗東。いつの日か甲子園に初出場する機会が訪れるでしょうか？個人的に見守りたいところです。

ところで滋賀県はこの堅田高校のように１回だけ甲子園に出たという学校が結構あります。

１県１校制でなかった頃は京都や福井に阻まれてなかなか甲子園に代表校を送り出せなかった滋賀県。

なので県全体の甲子園通算出場回数は少ないものの、かつては「絶対王者」がいなかったこともあり、出場校がバラエティに富んでいます。

ある意味滋賀大会は「宝庫」と言えるかもしれません。

雄さん、狙い目ですよ。（笑）