陸の「孤島」? (湖東スタジアム)
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Mr.black
2014年09月19日 09:47 visibility2532
今回高校野球滋賀大会を観戦したのは東近江市の「湖東(ことう)スタジアム」。
かつてはNPB二軍公式戦が開催されたこともあるなかなかのスタジアムです。しかし公共交通機関利用ではおいそれとは行けない辺鄙な場所にあり、名称をもじって「陸の孤島スタジアム」と言ってもいいくらいでした。(苦笑)
一応の最寄駅は近江鉄道の「八日市(ようかいち)駅」。
大阪からだとJR琵琶湖線の「近江八幡駅」から写真の近江鉄道に乗り換えとなります。
問題は八日市駅到着後なのです。
球場方面に直接行く路線バスはほとんどないようで、唯一の足はこのコミュニティバス。
「ちょこっとバス」という名称で球場最寄りの「ひばり公園」や「湖東支所」に停留所があります。
問題は便数の少なさ。一日8~9便しかなく、あまり当てに出来ません。今回は幸運にも駅から降りたらバスの発車5分前というタイミングでした。
今までこういうコミュニティバスに乗ったことはなく、貴重な体験になりました。20~30人くらいで満員になりそうな小ぶりなバスでした。
路線はいくつかあるようでこれは「湖東線」。これに乗車して約20分。「湖東支所」で下車して球場のある「ひばり公園」まで徒歩10分程度。
本来ならば一番近い「ひばり公園」で下車すればいいのでしょうが、ルートの関係で遠回りになるので、「湖東支所」で下車して歩く方が若干早く着きます。料金は一律200円でした。
これに乗れなければタクシーしか行く手段が無いようです。ラッキーでした。
前説が長くなりました。これが湖東スタジアム。1991年開場。写っていませんが、チケット売り場は写真の右側にあります。
(個人タグ 138-123)
両翼98m、センター122m。グランドは広いです。日本の野球場はおおよそこの1990年代に入る前後くらいから国際規格を意識して作られるようになりました。
内野クレー、外野天然芝。
バッターボックスの後ろに球場名の入った敷物があるスタイルはかつてのナゴヤ球場を思い出させます。汚れて読みにくいですが、「KOTO STADIUM」と書かれています。
スタンドは3,500人収容。
バックネット裏は背もたれ付きの個別席。(オレンジ部分)
1・3塁側は背もたれの無い個別席。(水色部分)
ベンチ横から外野までは全て芝生席。
バックネット裏には比較的大きな屋根があります。
欠点は視界の悪さ。内野フェンスはどの位置も高いので必ず視界に入ります。
しかし照明は6基あり、結構大きかったのでナイターでの照度は良さそう。
スコアボードは右中間寄り。
見た目は磁気反転式っぽかったのですが、市のHPでは「電光式」と書いてありました。
カウントはBSO。
面白かったのは守備側用のカウントランプ。バックネット裏の屋根に「横並び」で設置してありました。下の写真をPCで拡大すると屋根中央に横並びにあるのが見えます。
アクセスがもうちょっとマシであれば、と思ったのが正直な感想。
設備が良かったのでもったいない気がしました。
なお、この日は秋季大会だったせいか売店などは出ていませんでした。
夏の大会ではどうなのか地元民ではないので不明です。念のため飲食物は持参がベストでしょう。
球場周辺では20分くらい歩かないとコンビニはありませんでした。
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