ゴールデンブレーブス VS ゴールデンイーグルス (交流戦:栃木GB-楽天2軍戦)
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Mr.black
2017年05月08日 11:40 visibility1203
GW期間中、栃木へ遠征してきました。栃木県には初訪問です。おそらく今期最大の遠征になるでしょう。
目的は独立リーグ観戦。この日のカードは「栃木ゴールデンブレーブスVS東北楽天ゴールデンイーグルス(ファーム)」。どちらもチーム名に「ゴールデン」が付きます。
栃木の監督はダイエー・ソフトバンクでプレーした辻武史氏です。
栃木GBは今期からBCリーグに加盟した新設球団で、やはりどんなチームか見てみたかったのです。
そして今期から楽天の二軍がBCリーグと交流戦を数多く行ってくれることになりました。これは昨年から積極的に対戦してくれる巨人三軍に次ぐ試合数で、願わくば今後他の関東のNPB球団も協力して欲しいと思っています。
(余談ですがソフトバンク三軍は早くから四国アイランドリーグやBCリーグと交流戦を実施してくれています。独立リーグ側の選手にとっては腕試しになりますし、NPBへのアピールチャンスでもありますのでありがたいことだと思っています。)
ところでこの試合は栃木のホームゲームなのですが、何故か3塁側が栃木でした。
これは他の試合でも同じ。理由は不明です。
栃木GBのユニはゴールドのグラデーションという珍しい配色です。
これに黒・緑・赤などがサブカラーとなっています。左右非対称で日ハムのデザインをイメージしますね。
胸のマークは三段。上から「GOLDEN」「BRAVES」「TOCHIGI」。
<追記>
このユニ以外にセカンドユニがあります。(使い分けの基準は不明。)
デザインは白ユニで肩口が緑。こちらは左右対称になっています。
胸のマークは「TOCHIGI」のみ。
あいにく私は今回の遠征で見ることが出来ませんでした。
このチームには女性投手「吉田えり」選手も居ます。昨年までは石川ミリオンスターズに在籍していましたが、今期から栃木に移籍。私自身は久しぶりに球場で見ました。(最後に見たのは兵庫ブルーサンダーズ時代。)
関西独立リーグ(カンドク)の神戸9クルーズ時代はまだ高校生だったのでつい「父親のような目線」で見てしまいます。(苦笑)
試合前のイベントとして和太鼓が打たれました。気分が盛り上がりました。
栃木の先発はウーゴ投手。かつてヤクルト・巨人に在籍していた選手です。
左腕から繰り出されるストレートと変化球はなかなかのもので「NPB側が上手く育てられなかったのかな?惜しい投手だな」と思いました。
楽天の先発は安楽投手。彼の名前がスタメンコールされるとスタンドがどよめきました。
・・・しかし、この日見た限りでは「少し球の速い並の投手」と言った印象でしたね。甲子園を沸かせた剛球のイメージにはほど遠い感じ。
安楽投手は初回から捉まります。栃木3番の帷子(かたびら)選手に完璧なHRを打たれます。
この帷子選手、なかなかの好選手で年齢が少々高いのが気になりますが、「今秋のドラフトでどこかが指名してくれる可能性はある」と思うほどでした。
(余談ですが、栃木の帽子のツバ部分は緑ですが、ヘルメットではゴールドになっています。そしてボールボーイが被るヘルメットは全体が金キラです。笑)
安楽投手は2回までで3失点でKOされました。いとも簡単に打たれ「甲子園での投げ過ぎがやはりたたっているのでは?」と思えるほど精彩がなかったです。心配。
逆に二番手で出た宮川投手の投球は冴えました。彼がその後ロングリリーフで無失点を続けたことが中盤から後半の楽天の反撃を生みました。
この宮川投手、大阪体大時代に投げているのを見て「ストレートの球威が良い。多少粗いがNPB指名があるかも?」とひそかに期待していた選手です。なので個人的に応援しています。
個人的にもう一人楽天で応援しているのがこの向谷選手。
関西のBFリーグ「兵庫ブルーサンダーズ」から育成指名で入団した選手です。
BFリーグは四国アイランドやBCリーグと比べて注目度が低く、「レベルも低い」と陰口を叩かれるリーグですが、個々にはポテンシャルの高い選手も居ます。前回のドラフトではこの向谷選手と山川投手(巨人育成)が指名されました。
リーグの期待をも背負っている両選手の今後に注目しています。
この日楽天でスタンドから最も注目されたのはやはりオコエ選手。
ただ、個人的には気になる点がありました。それは「才能だけで野球をやっている感じがする」ということ。
事実1回表のチャンスで2塁ランナーだった時、打球に当たってしまってアウトになった場面がありましたが、ちゃんと注意していれば当たるはずの無いレベルの打球でした。
ボーンヘッドというか何というか・・・・。こういう細かい点をしっかりしないと今後も「やらかし」そうです。一軍でのやらかしは致命傷になりますから今のうちに修正しておいた方がいいでしょうね。
試合は3-2と栃木リードで9回の守り。
ここで出てきたのが橋詰投手。どうやらクローザーのようですが、ストレートが非常に良かったです。
千葉経大出身のルーキー。
若くて球威があって安定感もある。「今秋のドラフト指名はあるかもしれない」と期待させる投手でした。今後が気になる投手です。
このまま橋詰投手が〆て3-2で栃木の勝利。
両チームのテンポが良くて2時間40~50分程度で終了。このくらいがいい塩梅ですね。
ホームゲームで勝つと選手は本当に嬉しそうです。
インタビューに答える辻監督も嬉しそうでした。
この日の入場者数は1,200人超。初年度ということで「物珍しさによる集客力」はあるでしょうが、好ゲームを繰り返してリピーターを増やし、安定した人気を維持して欲しいと願っています。
BCリーグは四国アイランドとは異なり、球団ごとに入場料が違います。
栃木は前売りで1,000円。当日で1,200円です。
あと驚いたのはグッズの安さ。レプリカ帽子が1,200円、タオルマフラーが1,000円など全般的に他球団と比較して割安でした。
ご興味の湧いた方は是非球場へお越しください。
独立リーグ応援者としては読んだ方々の中でたとえお一人様でも球場に足を運んでいただければこれに勝る喜びはありません。
次回は球場レポートを。
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