天気が良ければ絶景 (県立鴨池球場)

  • Mr.black
    2017年07月06日 10:19 visibility4353

 

今回、高校野球鹿児島大会を観戦したのは県営鴨池球場と鴨池市民球場の2箇所。

まずは県営の方からレポートを。

かつては千葉ロッテの春季キャンプ場であり、現在でもNPBのオープン戦や公式戦が行われているのでご存じの方は多いでしょう。県のメイン球場だけあって立派な造りです。

 

近年に改修工事が行われた為、正面口は非常にキレイになっています。

濃いグリーンの外壁は珍しいですね。

 

 

この球場の設備で驚いたのはこれ。球場正面口のすぐそばにあり、左はブルペンで右は屋内練習場です。

やはりキャンプ地だったからでしょうか?ブルペンは5人同時に投げられるほどの大きさで、屋内練習場ではこの日の第二試合に出るチームが打撃練習をしていました。

ブルペンはともかく、高校野球で選手が試合前に打撃練習出来る設備をすぐそばに持っている球場は初めて見ました。

 

 

やはり南国ですね。大阪では普段見ない木々があちこちにあります。

 

 

内野クレー、外野天然芝。以前は狭かったようですが、現在は両翼98m、センター122mの広いグランドになっています。

照明は6基。珍しい縦型です。

この形を実際に見た場所で咄嗟に思い出せるのは静岡の草薙と山口の周南くらいでしょうか。

 

 

スタンドは増設されているようです。下2枚の写真でそれが推測出来ます。

 

 

照明塔を囲むようになっている内野スタンド。(これは1塁側)

西京極球場や佐世保球場もこんな風に照明塔を避けるようにスタンドが外側に突き出ている場所があります。

おそらく赤線の所までがかつてのスタンドで、それより右側が増設部分なのでしょう。

 

 

こちらは外野。前面の芝生部分が元々のスタンドで、後面のコンクリート席が増設されたのでしょう。

 

 

バックネット裏のみ二層になっています。

座席はバックネット裏下段が背もたれ付き、上段が背もたれ無しの個別席。

それ以外の内野は長イス。外野は既述の通りです。

収容数は資料によってかなりバラつきがあります。2万人というものから3万人というものまで。見た感じでは3万人は無理だろう?と思いましたがね。

 

 

スコアボードは磁気反転式。

右端に風速表示があります。風のキツイ日は表示されるのかもしれません。この日は表示無し。

 

ところでこの日はスコアボードの電気系統に何かトラブルが起こったのか、試合開始直前まで表示が出されませんでした。

 

 

上はチケット売り場。 

鹿児島大会でちょっと驚いたのはチケット販売とモギリの係員を学生ではなく「薩摩おごじょ」がしていたこと。県営だけでなく市営も同じでした。他県では記憶にないです。

なお場内に売店があり、お弁当や飲料が販売されていました。凍らせたペットボトル飲料も販売されており、炎天下で助かりました。ただし売り切れ注意です。

 

 

この球場の一番の特徴は3塁側後方に桜島が見えること。

あいにくこの日は山頂に雲がかかっていました。快晴であれば絶景だそうです。

ただしそれだと夏の観戦は過酷になりますがね。(汗)

 

 

 

交通アクセスは市電(路面電車)になります。

乗車場所によって乗る系統が異なりますが、私は九州新幹線利用だった為、「鹿児島中央駅前」からの系統に乗車。この場合は終点の「郡元(こおりもと)」で下車。県営球場へは徒歩で10分少々です。上の写真は郡元停留所。

別系統だと「鴨池」で下車、そちらの方が少し近いようです。

運賃は降車時に支払い。訪問時は大人170円でした。

 

次回は市営球場の方をレポートします。 

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