遠い二度目の甲子園(浜松西)

  • Mr.black
    2017年07月18日 12:48 visibility3581

3連休中、一回高校野球観戦で遠征しました。(ただし私は3連休ではありませんので、いつも通り日帰り弾丸ツアーです。)

 

 

訪れたのは静岡大会。場所は島田球場。

おそらく今夏の高校野球絡みの遠征はこれが最後になるでしょう。

それにしても来年はついに第100回大会ですね。出来ればどこか記念にふさわしい場所で100回大会を観戦したいものです。

 

この日の第一試合は「浜松西ー沼津商業戦」。

 

 

 

1塁側:浜松西。県立校。

学校の歴史はかなり古く、1924年に「浜松第二中学」として創設されています。

第63回の夏の大会に出場しましたが、それ以降は甲子園から遠ざかっています。もう36年も前のことなのですね。

白ユニに濃紺基調。胸には「NISHIKO」。甲子園に出た時とデザインは変わっていないと思います。全体的なデザインは浜松商業と似ていますね。

 

 

 

3塁側:沼津商業。県立校。

こちらも1898年創設と非常に古い歴史を誇ります。

アイボリーユニにエンジ基調。胸には「NUMASHO」。写真よりも実際にはアイボリーが濃いめです。

昨今、商業高校が普通科を併設して校名から「商業」が消えることが多くなってきているので、貴重な観戦になります。

 

 

私が若い頃甲子園にやって来た浜松西。よそ者なので当時の静岡県内での下馬評は知らないのですが、感覚的には「ノーマークでいきなり出てきたような学校」でした。(あくまでも個人の感覚です。)

 

なので「現在はどのくらいのレベルなのか?」をチェックしてみたくてこの試合を選んだのです。

 

 

 

 

試合は序盤から動きます。それもやや予想外の展開。

沼商が2回表、相手エースの不調を捉えて一気に攻略します。押し出しやタイムリーなどで3点先制。

 

 

ベンチはすぐに継投に入ります。浜西は1回戦でも12-10という乱戦だったので、柱になる投手が居なかったのかもしれません。

二番手投手がその後2失点でしのいで何とか持ち直し、味方打線の反撃を待ちます。

 

 

しかし沼商のエースはストレートと変化球(スライダーかカーブ系)更に緩急を上手く織り交ぜて再三のピンチでも失点を食い止めます。

 

浜西は3回裏に1点を返しますが、その後は何度も迎えたチャンスであと一本が出ず。

 

 

 

結果は5-1で沼津商業の勝ち。

笑顔のバッテリーと、その前をうなだれて通り過ぎる浜松西の選手との明暗がクッキリ。

 

 

勝って校歌を歌う沼津商業。

ところが機器トラブルか?操作ミスか?、校歌の場内放送が途中で止まってしまいました。選手たちは気にせずそのまま最後まで歌っていましたが、珍しい光景でした。沼津商業の応援スタンドからは笑い声も。

勝てばこういうトラブルもご愛嬌になりますね。

 

 

 

敗れて応援スタンドに挨拶する浜松西。

二度目の甲子園にはなかなか手が届きません。いつか歓喜の瞬間を迎えることが出来るのでしょうか?

 

見た限りでは一定レベルの力は持っているように感じましたが・・・。

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