大学野球 静岡県春季リーグ 首位攻防戦

  • Mr.black
    2018年05月11日 10:16 visibility1527

 

前回の続きです。

富士球場で行われた大学野球静岡県リーグの第二試合は「日大国際関係学部 VS 東海大海洋学部」でした。

 

 

1塁側:日大国際関係学部(以下、「日大国際」と表記)。

このリーグ最多の優勝回数を誇る王者です。しかしながら日大は高校も大学もあちこちに作ってあるのですね。

 

驚いたのはこのユニ。ピンクのグラデーションユニです。

日大のスクールカラーがピンクだとは知っていますが、まさかこんな派手なデザインとは思いもしませんでした。アマでは今迄見た中でも飛び切り派手なユニです。

胸マークも濃いピンクで「NIHON」。

 

 

3塁側:東海大海洋学部(以下「東海海洋」)。

現在、日大国際と2強を形成しています。東海大系列校も全国各地にありますね。

 

ユニはお馴染み。ただ、左袖のマークだけは普段東海大系列校で見るデザインと違っていました。

 

 

ここまで9勝1敗同士の両校。今春のリーグ優勝を占う大事な首位攻防戦です。

 

 

日大国際の先発・小澤投手はがっしりした身体で速球をビシビシ投げる力投型。

 

 

一方の東海海洋の先発・勝又投手はスリムながらこちらも力投型。

 

 

この試合で最も凄かったのが東海海洋の4番DH・森山選手。

初回、ランナーを一人おいて先制の2ランHR。打った瞬間それとわかる完璧なHRでした。

 

 

大事な試合でチームを優位に立たせ、逆に相手の出鼻を挫く。これぞ4番の働きですね。

これで東海海洋のベンチの雰囲気は俄然高まりました。

 

 

3回裏、日大国際も1点返して2-1。その後は得点がなかなか入らず。

やはり首位同士の厳しい戦いでした。

 

 

しかし中盤の5回表、日大国際にミスが出ます。

3盗を狙ったランナーを刺そうとしたキャッチャーの送球が逸れて東海海洋が1点追加し3-1。大きなミスになりました。

 

 

そして終盤、再び東海海洋・森山選手のバットが火を噴きました。この日2本目のダメ押しのHRです。

1打席目のHRは高く舞い上がって右中間スタンドに飛び込む打球でしたが、今度はそれよりも低いライナー性の打球でライト場外の木々の中へ消えていきました。

スタンドからはどよめきが起こり、一方の本人は淡々とダイヤモンドを一周。好対照でした。

大学野球で一人の選手が2発打つのは生では初めて見ました。

 

 

 

結果は6-1で東海海洋の勝利。

スコアボードを見るとやはり5回の1点が流れを変えたとわかります。

 

 

首位攻防の第一戦に勝って喜ぶ東海海洋の選手達。

 

・・・しかし翌日の試合では敗れて1勝1敗となりました。

更に3位だった静岡大が下位相手に連勝し、現時点で3チームが同率首位になっているようです。

混戦の静岡県春季リーグ。次節が最終節となります。最後に笑うのはどこになるでしょうか?

 

参考までに。

静岡県リーグは2試合固定式。1勝1敗になっても第3戦は行われません。

優勝は最終勝率の差で決まります。

 

今回のような混戦で、仮に最終勝率が全く同じで1位が複数並んだ場合、どうやって決着をつけるのか?はチェックしようと思っています。

 

しかしこんなに面白い試合がタダで観られるなんて。(←遠征の交通費は別。苦笑)

「世間の方々には大学野球にもっと足を運んでほしいな~」としょっちゅう思います。

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