下部リーグには下部ならではの面白さがある(中国地区大学リーグ戦・2部)

  • Mr.black
    2019年10月22日 11:45 visibility970

野球シーズン真っ盛りの7月後半~9月に全く活動出来なかったこの私。その鬱憤から2週連続での遠征を実施しました。

 

 

訪問先は岡山の倉敷マスカットスタジアム。

 

 

・・・ではなく、お隣のマスカット補助球場でした。(苦笑)

 

 

この日は中国地区大学野球連盟の1部リーグ戦がマスカットスタジアムで、2部リーグ戦が補助球場で同時開催されており、1部は5年前の春に観戦したので今回は2部を選択しました。

大学野球は1部だけでなく、なるべく下部も観たいと思っているのでいい機会でした。

 

 

この日は1部2部共に秋季リーグ最終節の最終日。つまり全ての順位が決定する大事な日でした。

第1試合は「岡山理科大ー島根大戦」。

到着した時はちょうど試合開始のタイミング。やはり岡山は近いので楽です。(開始は9時)

 

 

 

1塁側:岡山理科大(以下、理大)

高校野球界では「岡山理大附属」が強豪校として有名ですね。ただ、大学の方は苦戦しています。(←大学野球界では割合あるパターンです。)

この春までは3部でしたが、その後の入替戦に勝って2部に昇格しています。

 

黒・赤・白・黄色(金色?)のかなり派手なデザインのユニ。

胸マークは筆記体で「Rikadai」。

 

 

 

3塁側:島根大

国立大です。過去優勝歴もありますが、ここのところは下位に低迷しています。国立だと思うような補強は難しいでしょうからね。

 

グレー無地ユニに「SHIMANE」。比較的シンプルなデザイン。

 

 

この時点で5位争い中の島根と理大。

両校に何の縁故も無いアウトサイダーならば通常は1部リーグの観戦に行きます。でも個人的には「下部リーグには下部独特の面白さがある」と思ってなるべく観戦しようとしています。

(※)下部リーグを観戦するのは今回で6リーグ目。

 

以前から書いていることですが、「高校野球では勝利に向けて過剰なほどの悲壮感や切迫感があるが、大学野球では少々違う。個人的に観戦を楽しめるのは大学野球の方」なのです。

特に下部では「野球って本来は楽しんでやるスポーツ」という雰囲気が強く感じられるのが好きです。

 

この日も際どいプレーで自軍に有利な判定が出そうになっているのに、そちらの監督の方がそれを否定するシーンがありました。大学野球では勝利に過度に固執するよりもフェアプレーの方が重視されている、そういう場面を時々見かけます。そこが魅力なんですよね。

 

 

振ったバットがキャッチャーに当たったり、牽制で投手が転んでボークを取られたり・・・・・。

そういった珍プレーも時々飛び出しますが、それもこれも私にとっては全て「野球の魅力」だと思えます。

 

 

試合は理大がまず2点先制しましたが、島根が追いつき更に勝ち越し。終盤突き放して結局4-2で島根が勝つという接戦で面白かったです。

これで島根大が5位、岡山理大が6位となりました。理大はこの後、3部1位校との入替戦に回ります。せっかく上がった2部なので何とか死守したいでしょうね。なお、入替戦の相手は島根県立大です。(2勝制)

 

この日は3試合日。第2試合は次回で。

 

 

最後に余談。この試合で3塁塁審を務めたのは女性でした。(写真中央)

女子プロ野球の試合では女性審判を何度か見たことがありますが、男子の試合で見たのはまだ2回目(2人目)。希少な機会でした。

この女性は第3試合でも同じく3塁塁審を務めていました。男ばかりの環境で何かと大変でしょうが、これからも頑張って欲しいものです。お疲れ様でした。 

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