野球の世界情勢
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Mr.black
2021年05月27日 15:02 visibility722
久しぶりの本に関するブログです。
コロナで外出がむやみに出来ない状況で、何か空白を埋めるものの一つが読書ですね。
ただ、以前にも書きましたように近頃目の調子が悪く、読書のペースが極端に落ちました。ようやく読破出来た本が以下の物。
題名:「真のファンなら知っておきたい 野球の世界情勢」
著者:石原豊一(敬称略)
頁数:295ページ
出版:ベースボールマガジン社
価格:1,600円+税
刊行:2019年
この著者が以前に書いた「もうひとつのプロ野球」(白水社刊:後述)も読んだことがあり、どちらも非常に勉強になりました。
内容はタイトルの通り、2019年時点での世界各国の野球事情が書かれています。
掲載順に
1.イスラエル
2.韓国
3.台湾
4.中国
5.キューバ
6.ドミニカ
7.プエルトリコ
8.ベネズエラ
9.メキシコ
10.ラテンアメリカ諸国
11.カナダ
12.イタリア
13.オランダ
14.オーストラリア
15.その他の国々
16.日本とアメリカ
これらの国々で野球が始まった時期・その後の展開・現在地などが可能な限り検証されています。
昨今、様々な野球の国際大会が行われており、見ていると「A国は急に弱くなった?」とか「B国が意外に強いな。たまたまなのか実力なのか?」など思うことがありますが、この本を読むと納得することが多かったです。
また、第15章の「その他の国々」の中には私が独立リーグ観戦で実際に見た「野球が未発達の国出身の選手(※)」に関する記述もあります。「野球不毛の地」に種を蒔こうとする独立リーグ・JICA・NGOなどの努力も取り上げてあり、嬉しくなりました。
(※)
ミャンマー人の「ゾー・ゾー・ウー」選手(観戦時:香川オリーブガイナーズ在籍)
ジンバブエ人の「シェパード・シバンダ」選手(同:福井ミラクルエレファンツ在籍)
それにしてもこの著者、「もうひとつのプロ野球」では日本の独立リーグだけでなく海外の独立リーグにもかなり切り込んでおり、本当に頭が下がります。
今後もこの著者の作品をチェックしたいものです。
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