硬式野球の会場としてはかなりの穴場(古河市民球場)
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Mr.black
2022年05月18日 08:28 visibility1368
今回の遠征でBCリーグ観戦2か所目は茨城県の「古河(こが)市民球場」。
前日の栃木県・鹿沼球場と同様、硬式野球の大きな試合を開催することが少ない穴場です。今期茨城アストロプラネッツが公式戦を実施するのはこの日一回切り。GWということもあるのかもしれません。この時期良い球場は他団体が押さえますからね。
まずアクセスですが、JR「古河駅」の南西にあり、徒歩だと40分程度かかります。
歩けないこともなかったのですが、前日の疲れもあったのでタクシーを利用。10分程度で料金は片道1,500~2,000円でした。
しかしながら運転手さんでもちょっと自信なさげに走るほど知名度の低い球場のようです。
その理由は着いてすぐに分かりました。こんな風に中が丸見えの野球場。
「一応硬式野球は出来るものの、実際には軟式での利用がメインの球場。そもそも有料試合を行うような球場ではなく、タクシーでここに向かう人がほとんどいないから運転手さんも認知していない場所」だと感じました。
多少掘り下げ式ですが、正面スタンドがこの低さですからね。打球が頻繁に場外へ出ました。硬式だと安全上の問題があります。
「BCリーグの試合が無ければ生涯訪れることはなかっただろう」と思います。
内野クレー、外野天然芝のグランド。両翼91m、センター120m、と狭いです。
照明は小ぶりですが、6基あります。
ところで事前の調査では両翼90m、となっている資料がほとんどでしたが、現地調査では写真の通り「91m」です。時々こういうことはあります。
「事件は会議室じゃなく現場で起こってるんだ!」現調は大事ですね。(苦笑)
ご覧のように外野スタンドは無く、ここからも試合は丸見えです。基本有料試合には向きません。
少人数で散水する秘策。この方式は珍しいです。
スコアボードは左中間寄り。
得点・カウント・ジャッジ以外の表示はありません。
この球場に関する資料はかなり少ないので確信はありませんが、おそらく磁気反転式と思われます。
座席はバックネット裏~1・3塁のダッグアウトまで全て長イス。その先は芝生席。スタンドの規模の割には大きな屋根があります。全体の収容数は公称で1,500人。
この日、最初は長イス部分しか客入れしませんでしたが、段々混雑してきたので途中から1塁側の芝生席のみ開放されました。
暑かったのでやむなく屋根の下に陣取りましたが、この周辺は支柱とネットで視界はイマイチです。
特にネットは私の苦手なゴルフネット。
見づらいのと、写真撮影が困難になるのですよね。どうしてもネットの方にピントが合ってしまい、こういう風にちゃんと撮れるまで実は何度もやり直ししています。
まあ、弾丸遠征での体力消耗を防ぐ為なので仕方ありません。
場外では飲食の露店・グッズの売店などがいろいろ出ていました。
ちなみにトイレは外にしかありませんので、何にせよチケットの常時携帯が必須です。
(トイレは右側のテントの裏にあります。)
この時たまたま話をした地元の方が「今年から北陸の4チームが居なくなったので寂しい」と漏らしていました。NPB球団が無い県では独立リーグの存在価値は大きいのだな、と改めて感じました。
コロナで運営が大変だったであろうBCリーグ及び他の独立リーグ組織。
立派な球場だけでなく、このような小規模球場の存在は貴重だと思われます。
疲れたので、とある庭園にてお茶を一服。鹿威しの音が沁みました。
今回の遠征記はこれで終わりです。
3年ぶりのGW遠征。全てに感謝。
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