企業チームとクラブチームの実力差を痛感(JX-ENEOSー山梨球友クラブ戦、 三菱重工Eastー横浜球友クラブ戦)
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Mr.black
2022年06月01日 10:31 visibility1209
前回の続きです。
都市対抗・西関東二次予選の第二試合は「JX-ENEOSー山梨球友クラブ戦」。
1塁側:JX-ENEOS(以下、「ENEOS」)
今さら説明する必要ありませんね。社会人野球屈指の強豪です。
白ユニに濃紺とオレンジ基調。
胸マークは「ENEOS」。お馴染みのユニです。
3塁側:山梨球友クラブ
1970年代から硬式野球クラブとして加盟している比較的古参のチームです。本拠地は甲府市。
(元々は軟式野球クラブから始まっているようです。)
3塁側はセカンドユニ着用。赤と白のツートンユニに濃紺(黒?)基調。
胸マークは「KYUYU」。
実は第一試合終了後、昼食と所用の為に一旦球場から出ていました。
戻ったら4回まで終了しており、スコアは11-0になっていました。あららら。(汗)
6回裏にはENEOS側に2ランHRが出るなどして更に差が開き、結局14-0の7回コールドで終わりました。
この日は既述の通り3試合全て「企業チーム対クラブチーム」の対戦でした。
全てに共通したのは「選手の体格差」と「球歴差」です。
企業チームの選手は全般的に身長が高く、体型もガッチリしており、一方のクラブチーム側の選手は身長が低かったり、細くて華奢だったり。冒頭の両チーム投手の写真を見比べると明白ですよね。
そして企業側は有名な高校・大学の出身者が多く、一方のクラブ側は半分近くが知名度の低い学校出身者です。
普通にやったらほぼ勝てません。
苦しい展開に思わず天を仰ぐ山梨の1塁コーチ。
今回の遠征記は普通に書いていたら長くなるので端折ります。
続いて第三試合を。
カードは「三菱重工Eastー横浜球友クラブ戦」。
1塁側:三菱重工East(以下、「三菱重工」)
以前に書きましたように、2021年度から三菱重工は4チームあったのを2チームに統廃合。
「横浜」と「名古屋」を「East」、
「神戸・高砂」と「広島」を「West」にまとめました。
(Eastは横浜市が本拠地、Westは神戸市と高砂市が本拠地です。)
そこでユニを大きくモデルチェンジ。
白ユニに赤の縦じま。メインカラーも赤に変更。(以前は濃紺がメインカラー)
胸マークは三菱のロゴマーク、「MITSUBISHI」「HEAVY INDUSTRIES」の三段。
このマークを身体の中央に配置してあるのが異色。旭丘高校(愛知県)のユニフォームを連想します。
チームを統合したので「みんなの気持ちを一つにするという意味合いがあるのでは?」と勝手ながら思っています。
3塁側:横浜球友クラブ
元々は建設会社の企業チームだったようですが、現在はクラブ化されています。
その影響なのか、コールされた選手の出身校は工業系の高校・大学が多かったです。
エンジと白のツートンユニ。
胸マークは筆記体で「Yokohama」。
この試合も力の差は歴然。初回から三菱重工が圧倒的な打力を披露します。横浜は防戦一方。でもそんな中、横浜のサード・田代選手の守備は目を引きました。
三菱重工の放つ強烈な打球を飛びつきながら懸命に捌き、好守で失点が大きくなるのを何度も防ぎました。
「小柄な身体でよく頑張るな」と感心しました。
しかし点差はジリジリ広がり、9点差になったところで時間切れ。球場を去り、帰阪しました。
最終スコアは22-0(7回コールド)にまでなったようです。
結局3試合ともクラブチームは無得点。企業チーム投手とクラブチーム打者のレベル差を痛感しました。ここを少しでも詰めたいところですね。当たり前のことですが無得点では勝てません。
何の縁故もないクラブチームばかりで、尚且つ大差で負けることが予測出来る試合。普通なら遠路はるばる行きませんよね。通常行くとしたら「クラブチーム選手権」の方です。
でも「野球場の新規開拓」と共に「いろいろな野球シーンを見る」ことを行動の柱にしているので、ワンサイドだろうが何だろうが私には関係ありません。
そして都市対抗本番はもちろん面白いのですが、こういう予選もまたしかりなのです。
これで次の代表決定リーグ戦に進む3チームが決まりました。
東芝・ENEOS・三菱重工Eastです。代表枠は2つなので、この中の1チームは脱落します。それはどこになるでしょうか?
<追記>
都市対抗出場の2チームは東芝とENEOSに決まりました。おめでとうございます。
敗れた三菱重工Eastは秋の日本選手権を目指して頑張ってください。
<再追記>
この後、ENEOSが都市対抗を制しました。
最多の12回目優勝とのこと。おめでとうございます。
次回は球場レポートを。
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