球場レポート番外　西京極総合運動公園

今回は番外編なので普段と内容が異なります。

 

先日、社会人野球を観戦した場所は西京極球場（わかさスタジアム京都）。京都府のメイン球場です。

私がここを初めて訪問したのはもう40年以上も前のこと。初観戦は高校野球の京都大会（夏）でした。以来、高校・大学・社会人・女子プロと様々な野球を観てきました。

 

ところで「総合運動公園」の名称の通り、この公園には野球場だけでなく、陸上競技場・体育館・プールなどが併設されています。

しかし最寄りの阪急京都線「西京極駅」から歩くと一番手前に野球場があるので、これまで私は試合を観戦したらサッサと駅の方に歩いて帰ってしまい、他の施設を見ることはありませんでした。

 

そこで今回は試合観戦後に陸上競技場周辺を散策することにしました。きっかけは2年前に放送されたＴＶドラマ「恐怖新聞」です。（←何てきっかけ。汗）

 

このドラマの第2話でロケ地になったのが西京極の公園内。

最初は気が付かなかったのですが、途中で出演者の後方にわかさスタジアムが映っており、「あ、西京極で撮影したんだ」と分かったのです。

観終わった後で、「そう言えば西京極には何度も行っているのに野球場以外の場所には足を向けたことが無い。だからすぐに気づかなかったんだ。何だか申し訳ない」と思い、この行動になったわけです。

 

 

これが初めて見た陸上競技場。ネーミングライツで「たけびしスタジアム京都」となっています。

「たけびし」は三菱電機の関連商品を扱う商社らしいです。

 

ここでは陸上競技以外にサッカー「京都サンガ」の試合も行われますね。

 

 

ちゃんと縦にしたのに横向きで貼りついてしまいましたが、こんな石碑もありました。

駅伝発祥の地は京都だったのですね。不勉強者で初めて知りました。

 

 

石碑の横にはオリンピックのマラソンでメダルを取った3人の女性アスリートの足型モニュメントがありました。これは高橋尚子さんの物。この左には有森裕子さん、右には野口みずきさんのモニュメントが。

男子も頑張ってくださいね。（汗）

 

 

競技場内部。マラソンや駅伝ではここから外に出て、また戻ってきます。

 

 

その為なのでしょう。競技場の前には広い道が作ってあります。

私は普段阪急電車でやって来るので野球場側から公園内に入りますが、おそらく画面の奥側（公園の北側）が正面口になるのだと思います。向こうにはバス停や駐車場がありました。

 

 

↑　マラソンのゴールシーンをイメージしたモニュメント。（陸上競技場の正面近くにあります。）

やっぱり陸上競技場の方がメイン施設なのですよね。

野球だけの「井の中の蛙」にならないように心掛けたいものですが・・・なかなか。

 

 

これは野球場の内野と外野の切れ目部分。（1塁側とライト側の切れ目。）

個人的にはこの場所に思い入れがあります。

2019年秋の「女子プロ野球退団試合」の後、希望者全員がプロを去る選手達とハイタッチする機会が設けられました。そのハイタッチ会はグランド内で行われ、観客は（私も）ここから入ったのです。

笑顔の選手もいれば泣いていた選手も。女子プロ野球は創設時から何度も観戦し、応援していたので選手達との別れは切ないものでした。

更に後年、女子プロは消滅してしまいましたから、ここへ来ると本当に悲しいです。

 

 

ところで気になることが2点。

これは野球場のそばにある飲料の自販機ですが、サッカー（左）、バスケ（中央）、と共に女子プロ野球の自販機（右）がまだ残っていました。この自販機は野球場内にもあったのですが、どうなるのでしょうね？

（売り上げの一部が女子プロ側に行くはずだったので。）

 

 

もう一つは女子硬式高校野球を題材にしたマンガ「花鈴（かりん）のマウンド」。

球場の照明塔とスコアボードにはその広告が今も掲示されていますが、連載は女子プロ野球のHP内でしたので、話が途中で止まったままのはずですが・・・。

 

いつかどこかで連載を再開するつもりなのか？

それとも連載はストップしても「アマチュアの女子野球界を今後も応援していきます」というわかさ生活の意思表示としてあえて残しているのか？

これは分かりません。

 

連載なしで、書き下ろし出版という手法もありますからね。

何にせよ、ストーリーは夏の大会の抽選が終わって「さあ本番」という佳境で中断しているのですから完結させて欲しいものです。

 

 

今回のレポートはこれで終了です。

 

「衣笠さん、また会いに来ますからね」