ドラフト候補の豪腕投手(首都大学2部の続き)
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Mr.black
2022年10月19日 11:33 visibility706
前回の続きです。
首都リーグ2部の第二試合は「獨協大ー明星大戦」でしたが、その試合内容については後半で書きます。
まずはタイトルにもあるドラフト候補の豪腕投手について。
明星大学には今週のドラフトで指名される可能性がある投手が二人います。
一人は松井颯(はやて)投手。もう一人は谷井一郎投手。
この日は後者の谷井投手が先発しました。
松井投手は速球と変化球のどちらも制球が良く安定しているらしいのですが、この谷井投手は「球は速いが荒れ球」とのこと。むしろこういう投手の登板に当たって幸運でした。
どうしてもネットにピントが合ってしまい画質が悪いですが、これが谷井投手のフォーム。足を高々と上げるいわゆる「ライアン投法」で、過去最速は159km出たそうです。いかにも「豪腕」という感じですね。
以下はあくまでも私個人の印象なり考えなのでご了承ください。
私が過去見た投手の中でトップクラスの「原石まんまの投手」でした。この日の最速は球場の表示で151km。常時140km後半は出ていました。
ただ、やはり言われている通り制球が課題でした。上下左右にかなりバラつき、そして変化球は未完成。
「素材は一級品。しかしどこをどう磨いたら輝くのか全く判別つかない原石まんまの投手。化けたら凄い投手になるだろうが、育て方を誤ったらあっという間にダメになってしまう可能性もある」と感じました。
なのでもしNPB球団が指名するのであれば「育成に関して明確な指針やノウハウを持っている球団が指名して欲しい。そうでない球団は指名しないで欲しい」と願います。
話を試合に戻します。
1塁側:獨協大
観戦は二度目。2部では概ね上位になるチームです。
白ユニに黒(濃紺?)基調。肩口に青と水色のグラデーションあり。
胸マークは二段で「DOKKYO」「UNIVERSITY」。
以前と若干デザイン変更あり。
3塁側:明星大
こちらも二度目の観戦。前回は2部で優勝を決めた試合に当たりました。(その後の入替戦では敗れ、昇格ならず。)
話題の投手が二人もいるチームですが、今季はやや苦戦しています。
エンジと白のツートンユニでサブカラーは黒。
胸マークは二段で「MEISEI」「UNIVERSITY」。
不思議とこのリーグには略した「UNIV.」でなく、フルに「UNIVERSITY」という表示を用いるチームが多いです。
試合は制球に苦しむ谷井投手から獨協大が四球・内野エラー・ヒットで1点先制します。そして同投手は2回終了で降板、継投になりました。おそらく現状は長いイニングを任せられないのでしょう。まだまだ発展途上の投手です。
一方の獨協大は左腕・アンダー・右速球派などタイプの違う投手を次々投入し、明星大を翻弄。
2-2のタイスコアのまま試合は終盤戦に。
この試合では明星大の拙攻が目につきました。バントが再三失敗して好機を生かし切れず。こういう展開になると野球って大半は相手に流れが行ってしまいますね。
結局、9回表にあげた勝ち越しの1点を守り切って3-2で獨協大の勝ち。上は大喜びの獨協大。これで暫定3位になりました。まだ順位は確定していないものの、今年この位置ですから来年度は2部優勝と1部昇格がチームの目標になるでしょう。(当初記述の順位に誤りがありました。お詫びして訂正します。)
悔いの残る展開で敗れた明星大。こちらもまだ順位は確定していませんが、最終戦の結果によって3~6位のどこかになります。勝って有終の美を飾りたいところですね。
(最終順位は獨協大4位、明星大6位、となりました。)
そして明日、20日(木)はドラフト会議があります。明星大の2投手にはたしてどんな結果が待っているのでしょうか?吉報が届くことを祈っています。
<追記>
松井投手は育成1巡目で巨人から指名されましたが、谷井投手は指名されませんでした。
まだまだ発展途上の選手ですから、どこかで野球を続けて腕を磨いて欲しいと思っています。
この日は3試合日でした。その第三試合は次回で。
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