初めて観る「BCリーグ VS ソフトバンク」(交流戦:茨城アストロプラネッツ VS ソフトバンク3軍)

  • Mr.black
    2023年04月20日 12:29 visibility554

今年の花粉症は本当に酷いですね。体調はここ何年かの中で最悪。その為、遠征時の体力温存策として近場での観戦を全部見送りました。(「お父さん、休みの日に家でゴロゴロしないで!」 苦笑。)

そうしてやっと巡って来た遠征チャンス。今回は茨城県へ。かなりの強行軍でした。

 

 

訪問先は県中央部の笠間市民球場。この日はBCリーグの「定期交流戦」が開催されていたのです。

カードは「茨城アストロプラネッツ VS ソフトバンク3軍」。ここで「定期交流戦」の説明を少々。

 

独立リーグとNPBファームとの交流戦は2種類あります。

一つは双方にとって「練習試合」あるいは「親善試合」となる非公式なもの。

もう一つは独立リーグ側にとって「公式戦扱い」で、チームや個人の成績にカウントされるもの。この後者を「定期交流戦」と呼称します。

ソフトバンクは早い時期からこの定期交流戦を実施してくれています。それはNPBの中でいち早く3軍を創設したことにより、育成選手の試合経験が不足することを解消する意図があったのでしょう。更に今年からは4軍も創設しているので、これまでは西日本側がほとんどだった交流戦を東日本側でも増やしています。

私自身、ソフトバンク3軍の対四国アイランドリーグとの定期交流戦は過去何度か観戦しましたが、対BCリーグは今回が初めてです。

 

 

1塁側:茨城アストロプラネッツ(以下「茨城AP」)

 

BCリーグの南地区に加盟しており、昨年は見事地区優勝を果たしたのですが、逆に今年はここまで最下位に沈んでいます。シーズン序盤とは言え、何とか浮上のきっかけを掴みたいところでしょう。

 

 

ところでこのチームは昨年からユニフォームを3パターン作ってランダムに着用しています。今年はその内のセカンドユニとサードユニのデザインを変更し、この日はサードユニを着用しました。

球団は昨年より笠間市を本拠とし、春季キャンプも笠間球場で実施していました。その関係で同市の名産である栗(及びモンブラン)をモチーフにしているとのこと。余談ですが、ファーストユニは白、セカンドユニは紫です。

胸マークは昨年のセカンドユニからのカタカナを踏襲。好評だったのでしょうね。

 

 

3塁側:ソフトバンク3軍(以下「SB3軍」)

 

4軍は主に九州アジアリーグとの交流戦を組んでおり、その関係で3軍は四国ILとBCLの交流戦に臨んでいます。

 

 

 

試合は茨城AP先発・根岸投手とSB3軍先発・奥村投手の投げ合いとなりました。

どちらもストライク先行でテンポも良く、0-0のままサクサクと試合が進みました。花粉症の最中に長時間移動して疲れている私にとってこれは大いに助かりました。こういう時に四死球やエラー連発の長い試合はツラいですからね。

 

 

ところが恐れていたことが。

5回終了・グランド整備・イベントの後、6回表が始まる頃から雨が降って来たのです。一応雨具は用意しており、普通ならば踏ん張るのですが、この日は雷雨になる可能性があったのでやむなく切り上げました。

この球場は駅から結構離れており、基本タクシーで無いと行き来できません。そしてもし雷雨になった際、場内に退避できる場所が無いのです。

公共交通機関利用の遠征者にとってはリスクがあったので泣く泣く球場を去りました。マイカーだったら雷雨になっても駐車場が球場のすぐ近くなので咄嗟に車の中に退避出来るのですがね。(涙)

 

 

試合はその後も継続されたようで、結局3-1でSB3軍の勝ち。SB・生海選手の2ランHRが決勝点になりました。茨城APの根岸投手は好投していたのですが、打線の援護がありませんでした。昨年は打線がよく打ったのですがね。

 

 

NPBファームとの交流戦は独立リーグの選手にとって腕試しの場であり、ドラフトに向けてアピール出来る場でもあります。これからもNPB側には協力をお願いしたいものです。

一方、来年度にはNPBファームの拡大構想があり、独立リーグの数球団がそこに加わることを検討しているという情報もあります。もしかしたらここ1~2年の間に大きな波が起こるかもしれません。チェックしておきたいと思います。

 

  

ところでBCリーグの入場料は球団ごとにマチマチ。(←他のリーグは統一価格になっていることが多いです。)

茨城APの普段のリーグ戦入場料は当日1,500円ですが、定期交流戦は2,000円です。

おそらくこれを読んだほとんどの方々は「高いな~」と思われるでしょうね。汗。

 

「市民無料招待デー」や「県民割引デー」などのケースは除き、リーグ・球団・選手を応援する強い思いが無ければ独立リーグの試合にはなかなか行けない(行かない)のが正直なところですね。

これはかつて存在した女子プロ野球でも同じことだったでしょう。

 

残念ながら女子プロ野球は消滅してしまいましたが、せめて独立リーグの灯だけは消したくないものです。

まあ、私の出来ることなんて微々たるものですがね。

 

 

 

↑ 最後に。上2枚はイベントの様子。 

ユニを着ている男性は「孝行球児」という芸人コンビ。(すみません。知りません。大汗) 

チアは球団公式の「Vegas  Dancers」。

 

次回は球場レポートです。

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