震災時のツラい思い出が蘇る場所(BCL:神奈川フューチャードリームス VS 埼玉武蔵ヒートベアーズ)
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Mr.black
2023年05月08日 07:18 visibility382
南足柄球場でBCリーグ公式戦を観戦後、その夜は神奈川県内に宿泊。翌日は横須賀市へ移動しました。
行った球場はもうお分かりですね。「横須賀スタジアム」でした。(以下「スカスタ」と表記)
実はここにはツラい思い出がありました。
2011年の3月、スカスタでイースタンリーグの観戦プラス鎌倉観光を計画してホテルの予約等いろいろ準備したのですが、その直近であの東日本大震災が起こったのです。原発事故によって関東圏内で電力事情が悪化。その為この遠征を中止しました。
当時はこのラボーラが隆盛で、メンバーさんの中に東北在住あるいは東北出身の方が何名もいらっしゃいました。なので他人事とも思えず、それ以降スカスタに行く機会は何度もあったのに気持ちが進まず、ずっと回避していました。
それから12年が経過し、ようやく「当時のツラい思いを払拭する為にも行ってみよう」と訪問しました。ただし、観る試合はイースタンリーグではなくBCリーグにしました。イースタンだとやはり心が重くなりそうだったからです。(ちなみに鎌倉はそれ以降未だに行っていません。)
球場の前に立った時は「皆さん今どうしているのだろう?」と思いました。
この日も前日と同じカード。「神奈川FD VS 埼玉武蔵HB」です。
驚いたのは前日と異なりホームの神奈川が3塁側、武蔵が1塁側だったこと。
球場の使い勝手か何かの事情があるのでしょうね。
そして今回は飲食の露店が2店しっかり出ていました。これは助かります。
更にマスコットやチアも登場。
マスコットは「未来くん」。背番号「20」。
本当はもう一人「夢子ちゃん」という女の子のマスコットも居るようなのですが、この日は現れませんでした。
公式チア「Dream Girls」。メンバーは総勢10名ですが、この日は5名登場。
この内の2名は連続バク転を披露し、場内がどよめきました。
私も彼女たちの元気さを見ている内に段々心の重しが取れたように感じました。
「やっぱりイースタンリーグじゃなくBCリーグにして良かった。でなければ充分には楽しめなかっただろう」と思いました。
スタメン登場時の様子。
試合は武蔵HB・武内投手、神奈川FD・清岡投手の先発で始まりました。
前日とは逆にこの日は神奈川打線が機能しました。相手の制球難につけ込み初回いきなり3点先制。
その後も加点していき、最終的に8-0で8回コールド勝ち。チームもファンも留飲を下げたことでしょう。(BCリーグは時短の為、7回よりコールドを適用)
なお、この日の入場者数は551人でした。
今回、注目したのは神奈川FDの二番手・増子(ますこ)投手。
かなりのノーコンでしたが、球速は150km出ており、私が過去様々な独立リーグを見た中でも最速の投手でした。(スコアボードの「150km」はこの投手の球速表示です。)
変にまとまった投手よりも一芸に秀でた投手の方がドラフトにかかるケースが時々あるので、「意外と有ったりして」と思いました。ただし、その為にはせめてもう少しだけ制球を安定させる必要があるでしょう。現状では四死球連発で試合を壊してしまうリスクもありますからね。
ところで、GW期間ということもあったのか前日もこの日も各鉄道のダイヤはかなり乱れました。
まず出発時の新幹線が遅れ、関東に着いて以降も各路線で様々なトラブルが。
帰りの新幹線の遅い便を予約し、出来るだけ最後の方まで観戦するつもりでしたが、交通の不安もあったのでやむなく6回で切り上げました。
遠征を復活させた頃に比べて近年「人身事故」でのダイヤ乱れが非常に多くなってきました。前回の遠征での帰路にはモロ「飛び込み自殺による新幹線足止め」に遭遇しましたからね。それだけ世の中が大変になっているということなのでしょう。でも飛び込みは勘弁して欲しいです。
あとは「歩きスマホ」での線路転落や列車接触事故もあるでしょうね。混雑した駅構内での歩きスマホは危ないし迷惑なので本当にやめて欲しいと思います。
ともあれ2日間ともてんやわんやでしたが、何とか無事に帰宅出来ました。
特に今回はスカスタへの「出直し観戦」の機会をくれたBCリーグと神奈川フューチャードリームスに感謝。
次回が最後。球場レポートです。
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