結局、この一年は何だったのだろう?(ベイサイドリーグと千葉スカイセイラーズ)
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Mr.black
2023年09月29日 13:51 visibility2584
昨日発表された「とあるニュース」。
それは独立リーグ球団・千葉スカイセイラーズの2024年~2025年の活動方針についてでした。
まずこの球団と加盟リーグについて再説明を。(←過去にも書きましたが再説明)
発端は2021年シーズン終了後のBCリーグ分裂でした。
当時同リーグには12球団が加盟していたのですが、コロナ以降の運営手法で不満や疑問が生じたのでしょう。北陸側の4球団(富山・石川・福井・滋賀)がリーグを脱退して新しく「日本海オセアンリーグ」を創設しました。
しかし、僅か1年後に福井球団が消滅し、更に滋賀球団の活動一時休止でリーグは2球団に減少。
その後、唐突な感じで千葉と神奈川に新球団が創設され、そちらが「ベイサイドリーグ」を結成。
残った富山と石川の2球団が「日本海リーグ」と名称変更して再スタート。
言わばリーグが再分裂したような状況でした。
当初はどちらも日本独立リーグ野球機構(IPBL)に加盟予定と発表されたのですが、実現したのは日本海リーグだけで、ベイサイドリーグは申請を行ったはずが何故か非加盟のままで一年が過ぎました。
また、この2リーグは「公式戦扱いの交流戦を開催予定」と言っていたにも関わらず、今シーズン結局実施されないままでした。
そして直近で出された千葉スカイセイラーズのニュースが以下のような内容。
(1)2024年度、ベイサイドリーグには不参加。チームとしての活動は継続。
(2)2025年度以降のBCリーグ加盟を目指す。
独立リーグ及び球団の運営は一筋縄ではいかない、というのは理解しているつもりですが、 正直「この一年は何だったのだろう?それなりの事情はあったのだろうが、迷走にもほどがある。はたしてBCリーグ側がすんなり加盟を認めてくれるのだろうか?」と思っています。
今のところもう一つの球団・YKSホワイトキングス(神奈川)からは何の発表も出ていません。こちらもBCリーグ加盟を目指すのか?あるいは別な道を模索するのか・・・?
下手すればベイサイドリーグはたった一年で消滅になりかねません。
一方で個人的には「日本海リーグの2球団はBCリーグに戻ったら?BCリーグの初期を盛り上げたのは富山と石川。言わば功労者なんだから」とも思っていますがね。一度脱退した手前、そう簡単には戻れないと考えてのことでしょうか?
ところで来月には宮崎で秋の教育リーグ「フェニックスリーグ」が開催されます。これに独立リーグ系で参加しているのは2チーム。
「四国アイランドリーグ選抜」と「IPBL選抜」です。
「IPBL選抜」はBCリーグ・九州アジアリーグ・北海道フロンティアリーグ・日本海リーグの4リーグから選手を選抜した混成チームです。
この中には当然ながらIPBL非加盟のベイサイドリーグ・関西独立リーグ・北海道ベースボールリーグの選手は居ません。選手がNPB側にアピールするチャンスに差がついた状態です。
それぞれ事情や考えがあったとしても外部からは「目的・目標・方針などが定まっているリーグと定まっていないリーグの差」、と見られても仕方がないのかもしれません。
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