球界の恩人

  • Mr.black
    2025年01月16日 13:15 visibility97

前回と連動するブログです。

宮崎県の「SOKKENスタジアム(清武球場)」は野球に全く関係のない江戸時代の儒学者・安井息軒氏の名が冠された野球場です。

 

これは極めて異例なケースです。その一方で選手や野球に関係のある人物の名が冠された野球場は全国各地に存在します。

 

 

↑ 今回はその内の一つ、群馬県の伊勢崎球場を少し紹介。

 

訪問したのは2019年春、観戦したのはBCリーグの「群馬ー新潟戦」。ただ、当時私は一部のブログしか公開しておらず、この観戦記は非公開でした。

 

 

この球場には写真のように「鈴木惣太郎記念球場」という愛称が付けられています。

日本プロ野球の創設前後にいろいろ尽力してくださり、更に戦後は進駐軍による野球場接収を早期に解除するよう交渉もされた「野球界の恩人」と言ってもいい人物です。

 

 

球場正面口を入ったところに同氏に関連する展示も一部ありました。

 

 

1934年(昭和9年)に行われた日米野球。この成功がなければ現在のNPB創設はもう少し遅れていたかもしれません。

更に戦後の中等学校野球(高校野球)選手権大会の復活も、西宮球場の早期接収解除がなければ遅れていたかもしれません。そして西宮の接収解除が甲子園や神宮の解除時期を早める一因になったと個人的には考えています。

 

野球ファンとして、更に野球場好きとして同氏には大変感謝しております。 

そして伊勢崎球場に名前が冠されたのは大事なことだと思っています。

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