フィールド内にあるブルペン

  • Mr.black
    2025年01月30日 08:27 visibility52

野球場にあるブルペン。その位置や状況は各球場ごとにマチマチです。

以下におおまかな仕分けを。

 

1.ダッグアウト裏・内野スタンドの下など建物の内部に設置

2.内野と外野のスタンドの境目に設置

3.場外に設置(ただし、練習専用で試合時には使用していないケースが多い)

4.スタンドの一部を削って設置(スタンド側に食い込む感じで設置)

5.ファールグランド内だが、フェンスなどで区切ってある(スタンドは削っていない)

6.ファールグランド内で、なおかつむき出し

 

個人的に改善して欲しいと思っているのは「6」のケース。ライナーのファールボールがバッテリーに当たる危険があるからです。ファールゾーンが狭い球場では特にリスクが高くなります。

 

 

当事者側も同じことを思っているのかもしれません。以前はバッテリー以外ブルペンには居ませんでしたが、いつの頃からか写真のようにガード係が配置されているのを見かけるようになってきました。

(上は三重・北勢中央球場)

 

ただ、この対策も良し悪しで投手が暴投して運悪くガード係を直撃することだって起こるかもしれません。投手が全力で投げた硬球が頭などに当たったら大変です。別な球場の試合ではガード係がヘルメットを着用していたこともありました。その方がいいですね。

 

何であれ様々な対策を講じて試合中の怪我や事故を回避して欲しいものです。

球場の構造・周囲の地形・予算の問題などで難しい場合もあるでしょうが、個人的には以下のようなスタイルがいいと考えています。

 

 

↑ スタンド下(建物内)に作られたブルペン。茨城・龍ヶ崎球場(たつのこスタジアム)。

 

デッドスペースの有効活用にもなるでしょうからこれが理想です。

ただし、現場サイドとしての欠点はバッテリーが試合展開を見られないこと。肩を作るタイミングが掴みにくいでしょうからね。ベンチとの連携が重要になります。

 

 

↑ グランドレベルでフィールドと区切られたブルペン。福島・いわきグリーンスタジアム。

 

これだとバッテリーが試合展開を直接見られますから実用的です。そしてこのパターンではフェンスはなるべく高い方がいいでしょうね。

 

 

↑ 似たパターンではブルペンがスタンド側に食い込んでいる(つまりスタンドがその部分だけ削られている)球場もあります。上はその一例。岐阜・大垣球場。

 

 

↑ 珍しかったのは茨城の常陸大宮球場。

 

スタンドを削ってブルペンが作ってあるのですが、更にグランド側にもブルペンがありました。試合状況によって内外使い分けられるようにしているのかもしれません。

 

 

↑ 究極のパターン。埼玉・岩槻川通球場(やまぶきスタジアム)。

 

内野と外野のスタンドを寸断してまるまるブルペンにしてあります。

 

 

↑ 内野・外野スタンドの境目に作られたブルペン。福岡・北九州市民球場。

 

このケースでは位置的にファールボールが見えにくいでしょうから、これほど立派でなくてもいいので、とにかくブルペン上部をネットで覆って欲しいと思っています。 

 

 

↑ ブルペンが場外に作られているケース。鹿児島・薩摩川内球場。

 

球場内にもブルペンがありますが、温暖でキャンプ地として利用される県ではこのように多くの投手が同時に投げられる場外ブルペンが作られていることも。

通常こういうブルペンは練習時のみ使用される(試合時は使わない)ケースが多いです。

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