
明治神宮大会九州地区代表決定戦(準々決勝)
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Mr.black
2025年10月27日 13:22 visibility158
野球シーズンも残りほんの僅か。そこで「あと一回だけ遠征。それは明治神宮大会」と、当初考えていたのですが、急遽変更して明治神宮大会の『九州地区代表決定戦』にしました。(その為、予算の都合で本大会の方は断念。汗)
場所は福岡市西区にある「今津球場」。
この日は2会場で準々決勝が2試合ずつ開催されていました。もう1箇所は福岡工大球場(FITスタジアム)です。
大会の概要を説明しますと、九州の4リーグから各上位3校ずつ出場し、トーナメントで優勝した1校だけが神宮大会に進めるという厳しく狭い門となっています。
これはチケット。入場料600円ですが、準決勝と決勝は福岡ドームで開催され、そこでは入場料が1,200円にアップします。
大会の正式名はチケットの通り「全九州大学野球選手権大会」です。今回で第32回目。
この日の第1試合は「日本文理大 VS 九州産業大」。
1塁側:日本文理大(以下「文理大」)
九州北部リーグの1位校です。
この大会、以前は敗者復活戦などがあり、非常にややこしいトーナメント方式でしたが、現在は一発勝負のシンプルなトーナメントに変更され、各リーグの1位校はシードで準々決勝からの出場となっています。
1位校である文理大はシードの為、この試合が初戦です。
黒あるいは黒に近い濃紺ユニで、胸と背中に赤の縦ラインが2本入っています。
胸マークは「BUNRI」。
このデザインを初めて見たのは社会人のパナソニック。当時は非常に珍しいデザインでしたが、その後ベイスターズが採用したことにより、徐々にですが見かけるようになりました。(一方、サッカーではそれほど珍しくはないですよね?)
(※)なお、現在のパナソニックのユニデザインは変わっており、縦ラインはありません。
ただ、このデザインは背番号「1」がこうなってしまうのが欠点です。汗。
3塁側:九州産業大(以下「九産大」)
こちらは福岡六大学の2位校。その為、1回戦から出場し、前日は九州南部リーグ3位校の沖縄大に苦戦し、何とか逆転して勝ち上がってきました。
白ユニに黒の縦じま・その他も黒基調。
胸マークは二段で「KYUSHU」「SANDAI」。
大学選手権や神宮大会によく出ているので、ご存じの方も多いと思います。
試合は序盤、文理大が再三ランナーを出しながらあと1本のタイムリーが出ず、そうこうしている内に3回裏、九産大が1点先制します。野球でよくある嫌な流れの展開ですね。
これが変わったのが6回表。エンドラン失敗の時、3塁に走ったランナーを刺そうとした九産大キャッチャーの送球が暴投となり、あっという間に同点に。これで文理大のベンチが俄然盛り上がりました。
7回裏に九産大が1点勝ち越したものの、8回表に文理大が粘っこく攻めて、ついに3-2と試合をひっくり返しました。前半なかなか得点出来なかったのが、相手のミスとは言え6回に1点返したことで精神的に余裕が芽生えてこの粘りに繋がったと思います。やはりミスや四球は試合の流れを変えますね。
このリードを守り切って文理大の勝ち。これでベスト4進出。既述のように次戦は福岡ドームです。
笑顔の文理大。
一方、敗れた九産大はこれで終戦となってしまいました。さすがにガックリとなった選手たち。
4回生はこれで大学野球が終わりです。野球を続ける者もいれば、引退する者もいるでしょう。野球人にとって秋は様々な人生の交差点になります。そんな場にほんの一時でも立ち合いたいと思っています。
この後の第2試合は「九州共立大 VS 北九州市立大」。
日帰り弾丸遠征ですが、この試合も可能な限り観戦するつもりでした。
・・・しかし恐れていたことが。試合前の準備が始まると同時に雨が降り出したのです。
小雨ではありましたが、この球場が海に近く風も吹き、日帰りで着替えも持っていない為、服が濡れたら帰りが大変になります。やむなく撤収に。
なので両チームの写真だけ添付。
1塁側:九州共立大
福岡六大学1位校で、シードの為これが初戦でした。ちなみにこのリーグは概ね共立大と九産大で優勝が争われます。
ところでここのユニフォーム、いつも色の判別で悩みます。薄いグレーっぽいのですが、見る角度や光の当たり具合でアイボリーにも見えるのですよね。両方の中間色なのかもしれません。
濃紺基調でラインなど何も無い大学野球界では比較的珍しいシンプルなユニです。
胸マークは「KYORITSU」。
3塁側:北九州市立大
こちらは九州六大学の2位校。「福岡六大学」と「九州六大学」があるので少々ややこしいです。
2位校の為、1回戦から出場し、初戦で別府大(九州北部リーグ3位校)を倒して勝ち上がってきました。
青と白のツートンユニ。
胸マークは筆記体で「Kitakyu」。←おそらくこれが同大学の略称なのでしょう。
残念ながら観られなかったのですがこの試合何と7-7の乱戦で、球場に照明が無い為日没引き分けになったようです。再試合が10回から始まるのか、1回から再スタートするのかはこれを書いている時点では不明です。分かり次第追記するつもりです。
<追記>
翌日は10回からの継続試合ではなく、仕切り直しで1回から9イニング制で始まり、4-2で北九州市立大が勝ったそうです。
<再追記>
決勝は「日本文理大 VS 北九州市立大」となり、文理大が優勝し、神宮行きを決めました。
おめでとうございます。
何にせよ「人気や知名度の高い試合だけが面白い野球のゲームではない。そこに足を運んで自ら体験する試合で感動したい」のが私の考え。
「たとえ観た試合がワンサイドのコールドであってもいい」とも思っています。まあ、あくまでも私個人の考え方です。
次回は球場レポートですが、その前に参考資料を下記に添付。
<今大会出場校(計12校):1位から順に列挙>
九州六大学:西南学院大・北九州市立大・九州国際大
福岡六大学:九州共立大・九州産業大・日本経済大
九州 北部:日本文理大・西日本工業大・別府大
九州 南部:鹿屋体育大・東海大九州・沖縄大
北部は福岡・佐賀・長崎・大分の大学で構成(こちらは2部制)
南部は熊本・宮崎・鹿児島・沖縄の大学で構成(こちらは県ごとにリーグ戦実施)
監督の背番号。
九州リーグは北部・南部とも背番号「30」。(上は九州北部:日本文理大の監督)
写真はありませんが、九州産業大(福岡六大学)の監督も「30」でした。
九州六大学のみ不明です。(この流れだと「30」の可能性が高いですね)
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