鳥かごか檻の中で観戦しているみたい　（春日井球場）

愛知大学リーグ戦が3回戦までもつれたお蔭で思いがけず球場のハシゴが出来ました。

豊田球場の翌日は春日井球場に移動しての観戦。

春日井も豊田と同じく高校野球の大会会場になる野球場です。

（個人タグ　140－125）

 

 

球場外観。すぐそばが道路なので打球が飛び出さないように高い防球ネットが張られています。それでも大学生の選手はパワーがありますね。木のバットであるにも関わらずしょっちゅうファールボールが飛び出しました。

ちなみに3塁側駐車場は球場から離れているのでやや安心ですが、1塁側は近いのでそちらに止めるとファールボールで車がボコボコというリスクが高いです。場内アナウンスでは「責任は取りません」とのことでした。（汗）

 

 

球場への進入路には巨大な看板が。

「春日井市民球場」と書いてあります。その上はおそらく市章でしょう。

 

 

グランドは広め。両翼97ｍ、センター121ｍ、でした。

かつてのナゴヤ球場の影響か？愛知でよく見る印象のバッターボックス後方の球場名の敷物。陸上のタータントラックみたいな材質に感じます。「ＫＡＳＵＧＡＩ」と書いてあります。

 

 

 

欠点はこれ。バックネットの支柱が丸い鉄骨組みで見づらい場所がかなりあります。

防球ネットが高いので「鳥かご」、手前の支柱が「檻」を連想させてまるで自分が鳥かごか檻に入った鳥・動物みたいな感覚でした。（苦笑）

 

 

応援席はスタンドが低くなっており臨場感はあるのですが、ここもフェンスが高く支柱が何本もあって視界がもうひとつでした。全般的に視界が悪い球場です。

 

座席はバックネット裏のオレンジ部分が背もたれ付きの個別席。

それ以外の内野は全て長イス。外野は芝生席。全体で6，000人収容です。

 

 

今回は外野が開放されていました。こちらのフェンスは低くて見やすかったです。

また、外野後方の木々で一部に日陰が出来ていたので暑い時は外野の方が観戦にはいいかもしれません。（内野に屋根はなし）

ただし、蚊はたくさんいるかもしれませんがね。私はよく刺されるので木陰は余程の炎天でない限り行きません。

個人的に悩ましいのは現在のデング熱騒動。人一倍蚊に刺されやすい身としては現状での東京遠征はひるんでしまいます。（特に神宮は代々木公園から近いですからね。汗）

 

 

スコアボードは磁気反転式。この日は日差しがきつかったせいかグリーンの文字が見にくかったです。

 

 

カウントはＢＳＯ。改修した痕跡があります。だんだんＢＳＯ表示が増えてきましたね。

個人的には「日本球界はもっと早く変更すればよかったものを」、と思っています。

ＳＢＯ表示が日本だけ、というのは早くからわかっていたのですからね。

 

 

秘密兵器。自動水撒き機。1塁と3塁の2箇所にありました。

これがあるとグランド整備→水撒き→試合開始、が早く済みますね。

 

 

この球場の最大のネックは交通アクセスの悪さ。

前回触れたＪＲ「高蔵寺駅」から名鉄の路線バスはあるものの、これが一日僅か10便。土日祝は更に少なく、たったの8便でした。

行きは便が無かったのでやむなくタクシー利用。3，000円弱かかりました。これは痛い。

帰りはちょうどいいタイミングの便があったのでバスを利用。これは球場最寄りの「尾張明知（おわり　あけち）」停留所。ここから球場へは徒歩3～4分程度。

乗車時間は終点高蔵寺駅まで約25分。運賃は400円でした。

 

高校野球の夏の大会でのみ高蔵寺駅から臨時バスが出ます。ただしそれも30分に一本。タイミングが悪ければかなり待たないといけません。

なにしろここをもう少し奥に行けば岐阜の多治見市。いわば愛知の端っこなので公共交通機関の整備状況が悪いのですね。

小牧と春日井は高校野球でよく利用される球場ですが、マイカーでないと行くのが大変です。（特に小牧はメイン級の会場なので公共のアクセスが何とかならないものか、と思います。）

またそういう地理的条件なので、球場の近辺には何もありませんでした。やはり飲食物の持参が必須になる場所です。場外に飲料の自販機のみ数台あり。

 

 

少々腐してしまいましたが、お陰様でこの球場で訪問数が140箇所になりました。

200は無理ですがせめて150がクリア出来れば、と考えています。

ただ、個人的な事情で来年どうなるか・・・・・。

ここが遠征最後の場所になるのか？それとも上積み出来るのか？

これは来シーズンにならないと何とも言えません。春日井を去る時、いつもより胸に迫るものがありました。

それはともかく、オフまではまだ間があるので可能な限り近場で観戦しようと思います。