
そして四国は四国になった
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OSHO〜
2011年09月25日 21:55 visibility58
もう新聞でも報道されてますし、アイランドリーグの公式HPでも発表されているので興味ある方は御存知と思います。
三重スリーアローズが四国アイランドリーグプラスを脱退し、来期からは四国4県での開催となります。
三重の四国IL脱退は残念ですが、正直「やっぱりな」というのが本音です。
これまでの三重の経緯を見てみると、
関西独立リーグ加盟→同リーグ脱退(まだ球団が動き出す前ですが)→三重スタート→JFBL立ち上げ→同リーグ休止→三重県リーグ構想→四国IL加入→同リーグ脱退
この履歴で、受け入れ先があるでしょうか?
正直なところ、ファンがかわいそうです。選手がかわいそうです。
かの藤堂高虎は伊勢国を中心に主君を七度変えたそうですが、今は時代が違います。
アイランドリーグプラス脱退は憶測ですが資金面での問題だと思われます。
かつて、福岡・長崎がそうであったように、四国への遠征費がバカにならないはず。
かつ、採算ラインははるか遠く、スポンサー集めもままならない。資金繰りに行き詰まるのは容易に想像できます。
確かに三重は戦略的にも戦力的にもハンデを背負っていました。
四国側からすれば、スポンサー集めも「三重がいるから中京地区にも宣伝できますよ」というのは大きな殺し文句だったでしょうが、中京圏の企業に「四国で宣伝できますよ」はあまり旨味がない。
次に選手ですが、救済ドラフトを開催したとしても正味2・3人が続けられるならいいほうでしょう。
最近はチームも頑張ってましたが、いかんせん今のレベルに差があります。
毎年監督が途中解任され、コーチが抜け、まともに指導できたとも思えない。
三重の選手の中には、「あぁ、指導者が良ければもっと良くなっただろうに」という選手がいっぱいいます。
しかし四国の各チームが、自前の選手を大幅に削って三重の選手を救済するとは考えられない。
単純に実力社会ですから、三重の1選手の実力>自前の1選手の実力、という公式が当てはまらない限り入れ替えはありません。
酷なようですが、四国ILが目標じゃリーグには入りません。NPBが目標の選手が凌ぎを削っても、高みに行けるのは一握り。
残念ながらそれが現実。
リーグからの三重撤退は寂しいですが、私の目には、「そうだろうなぁ」という他人事にしか映らないのです。
私の私見ですが、原因は「見通しの甘さ」だったのでしょう。
しかしファンはかわいそうだ…
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- 事務局に通報しました。
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