奥深き敗戦処理

私、長期出張中です。
そして、夜勤専任で担当者をしてます。
いうなればリリーフです。

ところが、リリーフエースじゃない。

仕事している皆さんは判っていただけると思いますが、計画が計画通りにいくなんて、そうない。
出荷が100あるとしましょう。
ところが昼勤が30しかできていない。
残り70を夜勤でカバーしなけりゃいかん。
夜勤の能力は50しかないのに、ですよ。
で、残業やらなんやら、あらゆる手を尽くしてたとえ1でも100に近づけないといけない。

言うなれば敗戦処理です。

たまにありますよ。昼が予定通り50して、夜勤で70いって貯金とか。
毎日こうだとクローザーの気分になれるんでしょうけどね。

さて野球の話。
あの「敗戦処理」って言葉、なんか良い呼び名ないですかねぇ。
「負け試合で一流の投手使うのはもったいない」と心ない人は言いますが、
「失点を最小限に抑えて、明日(場合によっては試合終盤)に勝負できる状態に持っていく」のが仕事ですよ。
決して「負け試合の穴埋め」ではありません。

だからこそ若手の登板はそこを選んで苦労を体験させたりする。
(勝ち味を教えたいなら2軍で先発させたほうが早い)

大差で負けていても、味方の反撃の芽をつまないように、次の試合に尾を引かないように、地味だけど確実に仕事をせにゃいかん。
勝ち試合のほうはいいですよ。セーブやホールドつくし、セットアッパーとかクローザーとかいって評価されるし。

かたや敗戦処理は、その状況でベストの結果を求められるにも関わらず「勝利に貢献していない」とか評価されるし。

野球でもサラリーマンでも、他人のミスや力不足や、たまたまの結果だとしても、「次に繋がる」結果を残すのは大変なんです。

よって、提案。

敗戦処理という呼び名はもう止めて、なにかいい名前、例えばファイアマン(消防士)とか、ディフェンダー(盾)とか、それなりに評価できる呼び名に変えてはどうか?

同じチームで、嫌な役&辛い役目を背負ってるんだから。
もっと評価されてもいいと思いますが。

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