酒を味わうのは酒を飲み始めた刹那にある如く

何でもそうなんだけど、そのハードルを越えられないヤツがたくさんいるからと言ってハードルを下げても、やっぱり今までよりも低いハードルすら越えることができないヤツはいる。しかも数が増えて現れる。例えば、学校現場で学習について来られないからと言ってレベルを下げれば、それにもついて来られない落ちこぼれが更に大量発生するものである。どうしてもついて来られない落ちこぼれは落ちこぼさなくてはいけない。

そもそも、落ちこぼれるか否かは本人の問題。普通に勉強すれば少なくとも落ちこぼれはしない。落ちこぼれのお守りは、本来教員の仕事ではない。どこかの公立高校が数値的目標まで掲げて落ちこぼれをなくそうとしているが、全くもって滑稽である。高校の学習は、今や99％に近い進学率であることを考えれば、半分以上の高校生は学習内容を能力的に理解できないはずである。それを全員卒業させること自体不可能なことであるし、意味もない。結局、やっていることは何年か前に流行った「偽装表示」なのである(￣〜￣)ξ











♪Boston “Corporate America” (2002)