僕の愛するユニフォームたち 第5回 学習院大学
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こじっく
2011年03月01日 19:48 visibility2666
前回は一橋大学を取り上げさせて頂きました。
一橋大学の長い胸のロゴと対極にあるシンプルなマークとして、文中で少し触れさせていただいた学習院大学です。
胸に「G」一文字のシンプルさ!
「Gと言えば我ら学習院なんだ!」
という主張を感じます。
実際、1889年創部の学習院大学にはその矜持を持つ資格が十分にあると僕は思います。
慶應義塾や第一高等学校(その野球部の伝統を受け継いだのは今の東京大学)、明治学院、青山学院などと同じぐらい歴史の長い野球部なのです。
しかし、今や東都大学野球リーグの3部や4部が定位置となっているのは残念至極。
それでも昭和33年秋には、日本大、中央大との優勝決定巴戦いの結果、1勝1敗の後の2連勝でⅠ部優勝を飾っています。
その時決勝ホームランを打った江野沢浩市選手の写真を見たことがあるのですが、西鉄ライオンズの中西太さんに顔も体型も似ていて驚きました。
それはさておき、この時の優勝は日本中に感動を巻き起こしました。
失礼ながら伝統校とは言えど強豪とは呼べない学習院大野球部が、戦力的には格上の日本大、中央大を破って優勝したからだけではありません。
当時皇太子であった今上天皇が母校である学習院大の晴れの優勝を飾った一戦の応援にスタンドまで駆けつけておられたからです。
そして、その優勝の3日後、今の皇后陛下である正田美智子さんとの婚約発表。
学習院大学野球部はまさに日本中の期待を背負って戦っていたと言えるでしょう。
そして重圧を力に変えて見事優勝を勝ち取った。
野球の神様がいるとしか思えないドラマだと思います。
この話は門田隆将さんの「神宮の奇跡」という本に詳しく書かれているそうです。
ユニフォームですが、インターネットや雑誌を駆使して調べたつもりなのですが、あまり資料がなく、このイラストが正しいかどうか分かりません。
袖に校章などが入っているのかどうかも分かりません。
ただ、学習院高等部のユニフォームには袖に校章と校名が入っていることを写真で確認しました。
それと、高等部の帽子のヘッドマーク「G」の縁取りが、金若しくは黄色の場合と銀若しくは白に見えるものがあって面白かったです。
ヘルメットは前者で統一されているようにも見えます。
新調する度にマイナーチェンジされているのでしょうか。
学習院大学、そして高等部のみなさんには日本野球のルーツ校の1つとして、「我々が強くなければ日本野球の伝統が忘れられる!」という気持持って神宮そして甲子園を目指して頂きたいです。
応援しています。
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