ゲーリー・クーパー主演「The Pride of the Yankees(打撃王)」

 


 


 中学3年生の時にこの映画を知り、当時はレンタルビデオショップで何度も借りて観ていました。


 


 それが今では当時の1回のレンタル料金より安い値段でDVDが買えてしまうことに嬉しさと途惑いを感じてしまいます。


 


 ほぼ20年ぶりに見ました。


 


 主演のゲーリー・クーパーは本物のルー・ゲーリッグと見まがうほどのユニフォームの着こなし。


 


 品行方正で照れ屋だけど実はとてつもない勇気のあるゲーリッグを熱演しています。


 


 この映画、リアルさを追求するため、右打者のゲーリー・クーパーを左の強打者に見せるのにどう工夫したか・・・何とフィルムを裏焼きしたそうなのです。


 


 そのために、ヤンキースのユニフォームの胸のマークも右に反転させてつける、球場のスコアボードも時計も逆に・・・という徹底ぶりだったそうです。


 


 映画作りへの情熱に感動してしまいます。


 


 お茶目で愛情深いゲーリッグの妻を演じるのはテレサ・ライト。笑顔が素敵です。


 


 そして、ベーブ・ルースにえらいそっくりな俳優さんがいたもんだ・・・と当時中3だった僕はこの映画を最初に見たとき思ったのですが、これは本物のベーブ・ルース!!


 


 はっきり言って、演技うまい!今、映画を見直してそう思います。


 


 20年経っても、印象に残る場面や台詞は覚えているものですね。


 


 僕はヤンキースナインがチーム内の王様ベーブ・ルースの帽子をいたずらで噛み切ってしまう場面や、ゲーリッグが引退の元となる病を自覚する場面が20年来ずっと印象に残っていました。何度観ても素晴しい。


 


 ベーブ・ルースを主人公にしたジョン・グッドマンの「ベーブ」も良い映画だと思いますが、両作に共通しているのは古き良きメジャーリーグ、そして古き良きアメリカが描かれているところだと思います。


 


 これからも疲れたらこのDVDを観て、古き良き野球の夢に浸りたいと思います。


 


 


 


 



































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