稲葉選手の思い出


 今日はいい天気でした。


 妻と娘が出かけたので、妻が干して行ってくれた洗濯物を取り込みました。


 娘の服やタオルから、娘の香りが立ち上りました。


 「家族が増えるってこういうことなんだな・・・」


 と、今さらながら感じられました。


 


 北海道日本ハムファイターズの稲葉篤紀選手が2000本安打を達成されましたね。


 僕はもちろん稲葉選手と直接話したことなんてありませんが、稲葉選手には忘れられない思い出があります。


 1995年夏、稲葉選手ルーキーの年、僕は甲子園にヤクルトー阪神戦を観に行きました。


 試合は、阪神がヤクルトに投打に圧倒され、阪神ファンの僕達には散々なゲームでした。


 ライトスタンドの阪神ファンが、あまりの阪神の不甲斐なさに怒り、メガホンや応援グッズを外野に投げ込みました。


 球場の係員の方が片付けられます。


 「あ~ぁ、阪神負けて腹立つけど、こういうのって、あかんな~」


 と、僕も思っていました。


 すると、一人のヤクルトの選手が一緒に散らかった外野の清掃作業を始められました。


 それが稲葉選手でした。


 稲葉選手はテキパキとメガホンや応援グッズを拾い集め、ゴミ袋に入れておられました。


 試合は阪神ファンの僕にとっては最悪の内容に近かったけれど、敵チームのはずの稲葉選手の行動を見て清々しさを感じ球場を後にできました。


 


 稲葉選手、心からおめでとうございます。


 プロ野球選手の鑑。


 どうか、長く現役を続けて下さいね。























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