大投手の現役最終年

  アメリカ メジャーリーグで今年4月17日に史上最年長勝利をマークしたジェイミー・モイヤー投手が所属するコロラド・ロッキーズから戦力外通告を受けたことが報道されました。

 

 確かに2勝5敗 防御率5・70は先発投手としては厳しい成績ですが、5月16日に挙げたシーズン2勝目は自らの持つ最年長勝利記録を塗り替えるものだっただけに、現役続行を望むモイヤー投手の心中を想像することは難くありません。

 

 早く次のチャンスが訪れることを祈って止みません。

 

 しかし、現実には日本球界を見ても同じように現役続行を望みながら所属球団が見つからずに終わった大選手も多く、近年では工藤公康投手が思い出されるところです。

 

 今日は200勝以上をあげた日本人投手の現役最後の年の成績を見てみたいと思います。

 

 

 

 

 金田正一 36歳 18試合 5勝4敗 (400勝298敗)

 

 

 米田哲也 39歳 12試合 2勝2敗 (350勝285敗)

 

 小山正明 39歳 15試合 4勝4敗 (320勝232敗)

 

 鈴木啓示 38歳 15試合 5勝6敗 (317勝238敗)

 

 山田久志 40歳 20試合 4勝10敗 (284勝166敗)

 

 稲尾和久 32歳 32試合 1勝7敗 (276勝137敗)

 

 梶本隆夫 38歳 17試合 3勝0敗 (254勝255敗)

 

 東尾修  38歳 19試合 6勝9敗 (251勝247敗)

 

 工藤公康 47歳 10試合 0勝2敗 (224勝142敗)

 

 村山実  36歳  22試合 4勝6敗 (222勝147敗)

 

 皆川睦夫 36歳 25試合 6勝5敗 (221勝139敗)

 

 村田兆治 41歳 26試合 10勝8敗 (215勝177敗)

 

 北別府学 37歳 11試合 3勝3敗 (213勝141敗)

 

 江夏豊  36歳  20試合 1勝2敗8S (206勝158敗)

 

 堀内恒夫 35歳 11試合  1勝0敗 (203勝139敗)

 

 平松政次 37歳 19試合 1勝10敗 (201勝196敗)

 

 野茂英雄 40歳 3試合 0勝0敗 (201勝155敗)

 

 

 個人的には、現役最後の勝利でシーズン10勝をあげた村田投手と、阪急ブレーブス最後の勝利を挙げた山田投手の印象が鮮烈です。

 

 ちょうど自分の父親世代の選手なので、当時中学生の僕は両投手の活躍に父の姿を投影していた気がします。

 

 そして、200勝以上をあげた投手の中でひとりだけ上に挙げていない投手がいます。

 

 現役の山本昌投手(中日)です。

 

 僕が小学生のころからプロ野球選手を続けている唯一の選手なので応援しています。

 

 まだまだ投手としての命にピリオドを打たず、来年も再来年も投げ続けて欲しいものです。

 

 

 

 

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