北大津高校、夏の甲子園初勝利


                        R   H      E
北大津 1 2 0 1 1 0 3 0 3 11   18    1
常葉橘 0 0 0 0 0 0 0 4 0  4      7     0

 北大津高校が18安打を放ち常葉橘高校を圧倒。

 夏の甲子園初勝利を挙げた。

 北大津高校は7回に挙げた7点目までの得点を全て長打で叩き出し、特に4番小谷選手の大会第1号ソロホームラン(小谷選手のバースデーアーチでもあった)は圧巻。

 8回に常葉橘もホームランなどで4点を返したが、すでに試合の大勢に影響はなかった。

 北大津打線のすごさが光った試合のようだが、北大津は投手岡本を中心とするディフェンスも素晴しく、再三の好守で常葉橘に試合の流れを渡さなかった。

 特にサードの北野選手の守備が素晴しかった。

 エースの岡本選手は上手、横手、下手と自由自在のフォームで相手打線を翻弄。

 8回までの24のアウトのうち19が内野ゴロという鉄壁の守備を信頼したピッチングを披露した。

 最後は本格派の横江投手がリリーフに立ち、常葉橘打線を封じ込めた。

 2004年の初出場時は東北高校ダルビッシュ投手に完封された北大津が、6年越しの夏初勝利の夢をかなえた。

 北大津ファンとしてはこたえられないゲームだった。

 帽子のヘッドマークが、ユニフォームと同じ安定感ある「K」に変っていたのも印象に残った。

 以前の流れるような「K」は初出場を決めた時の地方予選の時のユニフォームの書体を連想させたが、今の書体の方が僕は好きだ。

 この安定感ある「K」で勝利の伝統を積み重ねて行って欲しい。

 それから「覚悟の野球」というスローガン、最高にいい。

 「今日一日、日本一の練習をする覚悟はあるか?」

 聞いていて、僕も背筋がピンと伸びた。

 「今日一日、僕も日本一の仕事をしなきゃ!」と思った。

 エースの岡本君、身長170センチ55キロは僕とほぼ同じ体格。

 他の選手の多くが鍛錬された見事な体格をしている中で、ひときわ小柄に見えましたが、あなたの勝負度胸と笑顔は最高!大きな大きな存在に映りました。

 おめでとう、そして、ありがとう、ほんとうにありがとう北大津高校のみなさん。

 次の試合も、好ゲームをよろしく!

 常葉橘の皆さんも、最後まで気持の入ったプレー、心に残りました。ありがとうございました。

 

 

 





















































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