幸せを呼ぶ四番打者

 僕がプロ野球を見始めた頃、自己投影できる最大のスターが清原和博さんでした。


 


 (写真と記事は関係ありません)


 


 僕は当時10歳、清原さんは18歳。


 


 同じ「10代」の仲間として清原さんを熱烈に応援していました。


 


 そして、その後も僕は真ん中に阪神タイガースを見つめながらも、目のどこかで清原さん、そして桑田真澄さんを追いかけながらプロ野球を見続けていました。


 


 清原さんを応援し続けて残念に思うのが、ついに清原さんが打撃主要タイトルを獲得できずに引退されたことです。


 


 実は、惜しいシーズンもあったはずです。


 


 そこで今日は西武ライオンズ時代の清原さんの打撃成績とそのシーズンのタイトルホルダーの成績を調べてみました。


 


 1986年 31本塁打(落合博満 50本塁打)


       78打点 (落合博満  116打点)


       .304 (落合博満 .360)


      ※ 新人王獲得、最多三振(109個)


 1987年 29本塁打 (秋山幸二 43本塁打)


      83打点 (ブーマー 119打点)


      .259 (新井昌宏 .366)


      ※ 最多四球


 1988年 31本塁打 (門田博光 44本塁打)


      77打点 (門田博光 125打点)


      .286 (高沢秀昭 。327)


 1989年 35本塁打 (ブライアント 49号)


      92打点 (ブーマー 124打点)


      .283 (ブーマー .322)


 1990年 37本塁打 (デストラーデ 42本塁打)


      94打点 (デストラーデ、石嶺和彦 106打点)


      .307  (西村徳文  .338)


      ※最高出塁率(。454)、最多四球(105)


 1991年 23本塁打 (デストラーデ 39本塁打)


      79打点 (デストラーデ、トレーバー 92打点)


      .270 (平井光親 .314)


 1992年 36本塁打 (デストラーデ 41本塁打)


      96打点 (ブーマー 97打点)


      .289 (佐々木誠 .322)


     ※最高出塁率(.401)


 1993年 25本塁打 (ブライアント 42本塁打)


      75打点 (ブライアント 107打点)


      .268 (辻発彦 .319)


 1994年 26本塁打 (ブライアント 35本塁打)


      93打点(石井浩郎 111打点)


      .279 (イチロー .279)


 1995年 25本塁打 (28本塁打 小久保裕紀)


      64打点 (イチロー、初芝清、田中幸雄 80打点)


      .245 (イチロー .342)


      ※最多四球(90)


 1996年 31本塁打 (ニール 32本塁打)


      84打点 (ニール 111打点)


      .257 (イチロー .356)


      ※最多二塁打(30)


 


 こうしてみると、タイトルまであと少しだったシーズンがたくさんあることに改めて気付かされます。


 


 例えば、1992年はあと1打点さえ重ねればブーマーと並び打点王。


 


 1996年もあと1本塁打でニールと並び本塁打王。


 


 他にも、体調さえ良ければタイトルを獲れた可能性の高いシーズンはあります。1995年は脱臼がなければ打点王、いけたんじゃないかな・・・。


 


 しかし、西武での清原さんはいくつものタイトルをチームに捧げてきました。


 


 そうです、不動の四番打者として「優勝」のタイトルを。


 


 清原和博さんは「タイトル」をチームにもたらし続けた幸せを呼ぶ四番打者なのです。


 


 


      


      









































































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