野球読書日記「イチローUSA語録」

 　この本が世に出たのは2001年12月。おそらくこの頃はメジャーリーグ1年目を輝かしい成績で終えたイチローさんに関する本がたくさん出版されていたと思います。

　この本はきっと手に取った人が何度も読み返し、イチローさんの言葉について考えたり、イチローさんの言葉を通じ英語を学んだりすることを想定して出版された様に感じます。本当に質が高い一冊です。

　数々のイチローさんの言葉の中から、私が最もイチローさんの人間性が表れていると感じたのは同書150頁の次の発言です。

「オフの日には何をしたいかときかれて、イチローはこう答えた。 『アメリカの子どもたちが声をからして芝のグラウンドを駆けめぐり、野球をするところを、妻と観ていたいですね。』」2001年4月イチロー・インタヴュー「頂点をきわめろ!」

When asked what he would like to do on an off day, Ichiro answered, "I want to watch American kids playing baseball on a grass field, running around, and getting hoarse in the voice with my wife."

ICHIRO AND THE INTERVIEW: ATTACK THE PINNACLE!, April 2001

　このイチローさんの発言は、現在イチローさんが行われている冬の高校球児指導に繋がっているように私には感じられます。無心に白球を追う若い世代の姿に、愛する野球が永続的に発展して行く夢を見る。

　野球人イチローさんのこれからにますます目が離せないのです。

　拙いブログ記事ですが、これで通算700号です。過去の記事には削除したい程に無意味なものもあります。このブログをきちんと整理したら700本の値打ちなんてないと思いながらも、感謝とともにご報告致します。これからも宜しくお願い致します。