マンチェスターで香川は錆びるのか
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viva
2013年01月11日 22:53 visibility114
左膝の負傷から67日ぶりに復帰した香川真司だが、まだ本調子には程遠い。ルーニーが膝の裏を負傷していて、戦列を離れているこの時期だからこそ、ゴールを決めて、マンチェスター・ユナイテッドでの「居場所」を確保しておきたいところだが、得点機はおろか、「惜しい」場面もほとんどない。
いきなり先発で復帰した12月29日のウェスロブロミッジ戦では65分間、元旦の敵地でのウィガン戦には途中出場して、約25分間プレー。5日のアウェーでのFAカップ3回戦、ウェストハム戦では90分間、フル出場した。だがこの3試合で香川は、何もしていない。手厳しいようだが、これが事実だ。
まずマッチフィットネスが足りないことが原因だろう。いわゆる日本語では「ゲーム勘」と呼ばれるもので、怪我で長く戦列を離れた選手は、この欠落にいつも苦労する。ケガが癒え、体力も気力も十分に戻ってきても、ゲーム勘が足りないため、精彩を欠く、とはよくある話である。
サッカーは正解がないスポーツだ。正しい判断というのはいつも結果論でしかない。プレー中、選択肢は無数にあるため、その判断の冴え具合が、ゲーム勘の良し悪しというわけだ。
もうひとつ香川が輝けない理由は、いまひとつチームメートから信頼されていないからだ。ウェストハム戦の中盤の形はダイヤモンド。いわゆる中盤の頂点に香川を置くため、よりゴール前のこみ合ったエリアへ入っていきやすくなるはずだった。これぞ香川の真骨頂が見られるか、と期待したがそんなシーンは一度もなかった。香川が前線で待っても、縦パスはなかなか入って来ない。もらいたい場所で、もらいたいタイミングでボールが回って来なければ、活躍できないのは当然だ。もっと香川を生かすプレーが必要である。
もうひとつ。実はチーム全体のポジショニングもよくない。例えば、パスワークとムーブメントで、効果的に相手に穴を開け、中央からゴールを奪うスタイルで攻めているのに、前線に4人が並んだり、中盤にぽっかりとスペースが出来たりする。マンチェスター・ユナイテッドの選手たちは、パスをつないでサイドからクロスを入れるプレーは得意だが、今季から導入したこの連係した動きで中央突破を図る戦術は、まだまだ改善の余地がある。バルセロナのようなサッカーをやりたいのだろうが、まったく出来ていない。
13日には本拠地オールドトラフォードにリバプールを迎える。香川は必ずメンバーに入るだろうし、おそらく先発だろう。そろそろゴールを決めなければならないし、ピカピカ輝いて、試合にも勝たなければならない。香川はいったいどんな工夫をするか。そこに注目したい。
初めから香川がイングランドのサッカーにフィットするか大方の人はこのチーム次第だと考えていたと思いますが 案の定こんな程度です
このままでは錆びつく可能性も多分にありそうだ
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- 事務局に通報しました。
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