FC東京vs川崎フロンターレ

はっと気付いてチケットを買いに行ったときにはすでに売り切れていた


ナビスコカップファイナル。


非常に寒かったけれど、天気は素晴らしく禿げわたり、もとい晴れ渡り、


キレイな空の写真をアップしてくれた仲良しどのに、高島忠夫もといイェイイェイ、


もとい謝謝(シェイシェイ)。


 


ブトラゲーニョ!!


 


というわけでTVで見たものを今日こそ短くまとめるべしな観戦記。


前線の強力さと中盤にいるマエストロ、また要所で素晴らしい出足を見せた谷口や森らが攻撃を形作るフロンターレが全体的に押し込む展開。


東京はゲーム終盤以外にもよく辛抱してからのキープ、パス回しで対抗してゆく。


前半するすると抜け出した谷口がシュートをするも飛び出した権田がベンザブロック、こぼれダマを再び谷口が拾ってゴール前フリーのジュニーニョへ。ジュニーニョはダイレクトで狙うがボールは枠の外へ。返す返すも川崎にとっては残念なシーンであった。


東京は中盤でボールを奪ったニューヒーロー米本が、平山からの落としを受け(別に平山はボケていない)、思い切り良くミドルを放つと川島の手を弾いてゴール。


その後もカウンターから鈴木達也の切れ味ある左サイドのドリブルからファーにあげたクロスを走りこんだ平山がヘッドで押し込む。川崎はその後も怒涛の攻めを見せたけれども、集中を欠くことのなかった東京、また本当に軌道を見てから飛び出しているのか分からないくらい素早い飛び出しで数々のクロスを弾き、シュートをとめた権田が立ち裸、もとい立ちはだかり、東京がカップを手にした。


 


以下個人採点


東京


権田7.5 一つキックミスはあったけれども、鬼神のごとき働き。果敢な飛び出しは頼もしかった。


椋原6 ジュニーニョやレナチーニョのドリブルにもきっちりと対応。


ブルーノ6.5 空中戦やカバリングに冴え。


今野6.5 彼らしい安定した働きで砦となった。


徳永6 粘り強く戦い、戻る動きも良かった。


梶山7 羽生がアウトしてからキャプテンマークを巻いた。攻守に存在感を示した。彼がキャプテンマークを巻いたのは幾度か見たけれど、これだけ似合っていると思ったのは初めてだ。


米本7.5 あたいだって、あんたのこと好きさ。もとい値千金の先制ゴール。ストロングポイントである中盤の守備でも確かに効いていた。


羽生6 地味な仕事を多くこなした。ゲームの流れを読んだプレイには貫禄も感ぜられた。


鈴木6.5 守備でも良く走り、平山のゴールも導いた。


赤嶺6 シュートシーンをもっと見たかったけれど。


平山6.5 ゴールは素晴らしく、守備でも大いに走り回った。これからが楽しみ。


交代選手


長友5.5 鋭い飛び出しで前がかりになる川崎の脅威となった。ゴールは決めて欲しいところだけれど。


平松6.5 右サイドバックに入り、安定をもたらした。


佐原は略。


 


川崎


川島5.5 長友のシュートを飛び出してとめたシーンは素晴らしかったが、1点目は難しくとも何とか弾いてほしかった。あれはパンチングでいけないか、というのは素人の高望みか。


森6 結びつくことはなかったがらしいプレイで攻撃参加。ただし相手の粘りがよかったか。


菊地5,5 ファーに流れた平山についていけず。鈴木のキープ→ドリブルの流れが良かったために。


伊藤6 決して悪い出来ではなかったと思う。良い守備は見せていた。


村上6 いつになくアグレッシブに仕掛けていた。


横山5.5 随所に強さを見せたが、プラスアルファまでは出せず。


谷口6.5 素晴らしい飛び出し、可能性のあるミドル。


ケンゴ6 起点となる動きは相変わらず。素晴らしいミドルも相手GKを褒めるべきか。


レナチーニョ5.5 彼もミドルを止められた。素早い振りで放ったけれども、ここも相手GKをほめるべきか。


ジュニーニョ5,5 上に書いたシーンは振り返ればさらに痛い場面だった。素晴らしいドリブルもあったが、常に数的有利なシチュエイションにもっていった東京DFがなんとか止める。


テセ5.5 不発。随所によいパス回しに参加し、フィジカルも発揮したが自分の体勢で勝負、までには至らず。


交代選手


田坂5 存在感を出すこと叶わず。


黒津、登里は略。登里は広島戦のゴール・アシストで自信を得たのもあるだろうし、ゲーム展開もあるけれども思い切りよく仕掛け、動き、ポイントになっていた。黒津は強引なシュートがあったくらいか。


 


東京は城福の手腕が素晴らしい。2点目をあげた速攻は良かったし、ボールを奪ってからあせらずにきっちりとパスを回すシーンとセーフティファストでクリアするシーンがしっかりとしていた。平松、佐原を投入して逃げ切り、というのは最近になって見られるようになったが、城福が就任する前と比べて、「チーム」自体が大人になっているのだろう、しっかりとゲームを閉じることが出来る様になってきた。また採点は他の選手に比べて低いかもしれないけれども、城福と共に羽生の存在は非常に大きいように思える。ゲームの機微を読める選手がいない、とラスタマンさんが以前書かれていたことに同感の意を持っていたけれど、彼はスーパーなプレイがないかもしれないが必要なプレイを必要なときにしている(シュート以外)。


 


川崎はよいチャンスを作っていたけれど、東京の集中したディフェンス(川崎にはある程度押し込まれるというのも想定していたろう)を破ることが出来ず。ただ惜しいシュートも放っていた。権田が当たりだしたことを含め、運もなかった。それでもリーグタイトルに向けて悪いゲームではなかった。終盤のあせりはやや大きかったかもしれないけれども。


 


FC東京おめでとうございますちぇらーの(COPYRIGHT:ぱる♪さん)。


とりわけ藤山と浅利に。

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