浦和レッズ vs 大分トリニータ

急に思い立って
等々力か（ラブラドールリトリバー、やや間違えたラボドルのモン子さんが、ラボドルのあいこさんかなさんを迎え撃つ）
柏か（恭子さんが勝負○○で登場）
とも考えたけれど、
なんとなく埼玉。
行ってみて高松とウェズレイが居ないことに気づく。情報を得てから来ればよかったとも思った・・・。
そんなアウェイの大分はGK西川、DF上本、森重、小林(DFみんな木が付く←どうでもいい)、アウトサイドに高橋と鈴木、ボランチが西山とエジミウソン、トップ下に家長、FWは夢生と前田。この前線の足元の技術ときたらもう、ブラジル人もびっくりのうまさ（インド人もびっくりの辛さみたいな）。
迎え撃つホームのレッズはGK都築、DF山田暢、坪井、闘莉王、アレックス、
MF啓太、阿部、オフェンシブにポンテと山田直、FWが達也とエジミウソン。
原口ではなく山田直が先発で出たことにより、山田が二人で座布団には困らない浦和レッズであった。

昨年の成績では大分が上だけれど、やはり一人一人の能力を見ると浦和が上回る。フィンケのフットボールが浸透してきたこともあるのだろうし、ホームでの戦いというのもあるだろう、レッズがほとんどゲームを支配していた。
アレックスは久しぶりの出場のようだったけれど、突破にクロスに、よく持ち味を出していた。レッズは良くボールを動かし、達也かエジミウソンが縦のボールを収めてからポンテや山田直がそのボールをもらってサイドへ、というような展開が出来ていた。

大分はウェズレイも高松もいないため、ロングボールは難しいものがあったけれど、金崎も前田もサイドでボールを待ち、確かな技術でキープ、あるいは突破を試みていた。ただし、ボールを受ける場所がゴールから遠く、テクニックを見せて相手一人を一瞬だけかわしても・・・、というようなシーンもあった。シュートにまで至らせなかった浦和DF陣も良かった。

ゲームは浦和右サイドからポストプレイの落としを受けた（受けたと言っても爆笑したという意味ではない。）ポンテが左サイドのアレックスへ。セオリー通り、GKとDFの間に低く早いボールをアレックスが入れると、森重の伸ばした足に当たり、ゴールに吸い込まれ、浦和が先制。
終盤大分が猛攻に出るもゴールを奪えず、レッズが勝利した。

以下個人採点
レッズ
GK都築６　危険なシーンはほとんどなし。
DF山田暢６　金崎や前田の個人技に苦労したが、攻守に仕事した。
坪井６．５　「？」というシーンもあったが全体的に安定していた。
闘莉王６．５　強さと冷静さで（主に）前田を封じ込めた。
アレックス６．５　オウンゴールを導いたシーン以外にも良いクロスをあげていた。守備でやや注意不足のポジショニングもあったけれど。
MF啓太６　攻撃から守備へのスイッチの切り替えが早かった。
阿部６　守備で強さを見せ、落ち着いたボール回しにも貢献。
ポンテ６．５　相手にとって危険であろうとするプレイで活躍。
山田直６．５　運動量豊富に動き、的確な判断と技術を見せた。もっと決定的な仕事が出来るようにがばしょして欲しい。TVで先日見たときにも思ったけれど、本当に素晴らしい。
FW達也６　相変わらずの運動量でポストに裏への飛び出しに大忙し。ただし、「忙しすぎる」。メリハリがあれば、絶対にもっとゴールをあげられるはず。
エジミウソン５．５　効果的でないプレイもあったけれど、本当に守備にも走るようになった（フィンケの手腕か）。彼の日ではなかったけれど、もっと良くなるだろう（昨年は良くなることが想像できなかった）。

交代選手
高原５．５　らしさを充分に出すことは出来なかったけれど、守備をしっかりとこなし、キープでも仕事をした。
堀之内と原口は略。

大分
GK西川６　失点シーンは難しい。相変わらずのキックのよさも見せたし、良い飛び出しもあった。
ＤＦ上本６　翻弄される場面もあったが、体を張って相手をつぶした。
森重５．５　不運に近いオウンゴールがなければもっと高い点数だったが。
小林５．５　長いパスがつながらないことが幾度かあった。
ＭＦ高橋５．５　チームが押し込まれたからか、後手を踏み続けた。
西山５．５　良いプレイを幾度も見せたけれど、交代前、ポンテに振り切られたシーンはいただけない。
エジミウソン６．５　今Jリーグで最も輝いているボランチの一人だろう。相手が攻勢の中でも、良く走ってファイトし、ボールを奪った。
鈴木６　もっと攻撃で見たかったが。プレイスキックは良かった。
家長６　落ち着いたトラップとセンスで相手の守備をかわしたけれど、彼の能力とポジションにはそこから先が求められる。
FW金崎６　１対1なら浦和DF陣だろうが優位に立っていた。その後はしっかりカバーされていたが。何度も唸らされた。シュートが欲しい。
前田５．５　時折「天才」らしい精妙なボールタッチを見せたけれど、闘莉王や坪井にシュート前につぶされた。

交代選手
住田５．５　素早い動きで前線を活性化。
清武６　パス・ボールタッチに才能をうかがわせた。ただ負けている状況ではうまいだけではダメだ。
東は略。

今日のゲームを観て杉山新めて思ったけれど（←甲府サポにしか通じないか）中盤のオフェンシブな選手は本当に次から次と出てくるなと。
浦和の原口、そしてこのゲームで最も素晴らしかった一人の山田直。ゲームに出られなかったエスクデロ、赤星、梅崎、林もいる。
大分も危険な働きをした金崎に、家長、途中出場の清武（キレとセンスは感じられた）、東。
日本代表では（リアル）ストライカーがいない、そして左サイドバックも（その次に居ないのはCBか）、という状況が何年も前から続いていると思うが、
左サイドバックは特に才能ある若手日本人にとって狙い目であるだろう。